あきる野市議会 > 2003-09-18 >
平成14年度決算特別委員会(第2日目) 名簿 2003-09-18
平成14年度決算特別委員会(第2日目) 本文 2003-09-18

  • "子局"(/)
ツイート シェア
  1. あきる野市議会 2003-09-18
    平成14年度決算特別委員会(第2日目) 本文 2003-09-18


    取得元: あきる野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    1:                               午前9時30分 開議 ◯委員長(田野倉由男君) おはようございます。昨日に引き続きまして御苦労さまでございます。  なお、黒山儀一郎君から欠席の届け出が出ておりますので報告いたします。  ただいまの出席委員は19人であります。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。  お諮りいたします。傍聴の希望がありましたら、これを許可したいと思いますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と発言する者あり) 2: ◯委員長(田野倉由男君) 御異議なしと認め、傍聴を許可いたします。          ────────── ◇ ────────── 3: ◯委員長(田野倉由男君) それでは、審査に入ります。第6款農林水産業費、 160ページから、第9款消防費、 199ページまで行います。  石川環境経済部長小山田都市整備部長及び浦野総務部長並びに関係部長から主な事業の成果の説明を簡潔にお願いいたします。石川環境経済部長。 4: ◯環境経済部長(石川 稔君) 款6農林水産業費、款7商工費について御説明いたします。  初めに、農林課関係になります。  予算書の 165ページの上段になります。秋川ファーマーズセンターの増改築工事でありますが、設計、工事、陳列棚購入費等で約4000万円支出し、4月にオープンいたしました。以後、売り上げは伸び、大変好評でございます。  同じページの下段になります。獣害防止警戒システム整備事業委託料 383万6000円は、新規の猿の追い払い事業でございます。この事業と電気柵相互の効果により、猿の被害は減少しております。  その下、活力ある農業経営育成事業補助金1500万円は、大型のガラスハウス3棟により植木の安定した増殖、育成を図るもので、秋留台植木部会に補助いたしました。   167ページ、上段にございます畜産生産環境保全事業費補助金 375万円は、今後、「家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」の施行により必要になるものでございます。多西地区酪農振興会へ補助いたしました。   171ページ、下から4行目になります。森林再生事業経費1004万6547円は新規事業で、森林所有者8名、25.6ヘクタールの間伐を行いました。   173ページの上段になります。林道の開設に要する経費は、前年に引き続き伝名沢林道、宝沢林道の工事を実施したものです。  なお、宝沢林道開設工事につきましては、1192万円を繰越明許費としております。  農林関係では、そのほか小川久保土地改良事業が完了したほか、新規就農育成事業や市民農園などが充実いたしました。
     次に、商工観光課の事業になります。 173ページの下段になります。るのかーど端末機購入費は、市民課窓口など4カ所に端末機を設置し、各種証明書の手数料に活用できるよう購入いたしました。  その一つ置いて下になります。商工会補助金は前年と同額でございます。  その下の、元気を出せ商店街事業補助金は、都の補助対象事業で、二宮商栄会のちびっこ集まれ納涼大会を初め、4商店会で実施をいたしました。  二つ置いて下になります。商店街振興事業補助金は、原店商店会原店ナイトバザールを初め、8商店会と秋川商店会連合会が実施したものでございます。  その下になります。産業祭補助金 800万円ですが、去年は8月3日と4日の2日間、秋川駅北口駅前大通りを中心として市民参加型で実施をいたしました。  一番下の、住宅リフォーム資金補助金は、3年目にあたり、実績は42件ありました。  次の 175ページ、上から5行目になります。商店街振興プラン策定に要する経費は、都の補助を受け策定いたしました。今後、5年間の商店街振興策の指針となるものであります。  その下、イベント広場整備事業費1億 692万9280円は旧五日市勤労福祉会館跡地 1,670平方メートルを都から2分の1価格で取得したものでございます。   177ページ、上から5行目、あきる野音頭等政策発表会補助金につきましては、観光協会に50万円を支出し、4月27日、キララホールにおきまして製作発表いたしました。  目5になります。緊急地域雇用創出特別事業費につきましては、八つの委託事業と二つの直接事業を行い、延べ 2,912人の雇用を創出することができました。以上でございます。 5: ◯都市整備部長小山田良徳君) 都市整備部の主な事業について御説明申し上げます。  最初に、農林水産業費の中の農地費、初雁地区農地改良事業、 166ページになりますが、この事業につきましては、初雁地区の農地を一時転用して盛土工事を行うものでございます。盛土工事完了後の土地利用につきましては、今後、地権者の方々と協議しながら都市計画マスタープランに沿ってまちづくりを誘導してまいりたいと考えております。  次に、地籍調査費、ページは 166ページでございます。平成14年度の地籍調査事業は引田、渕上及び三内地区の一部について一筆調査、測量、登記を実施いたしました。これにより、平成14年度末で全体計画面積約 7,000ヘクタールのうち、約27%に当たる 1,900ヘクタールの調査を完了いたしました。引き続き、引田、渕上、上代継、下代継及び三内地区を行っております。  次に、土木費について御説明いたします。決算書 178ページから 195ページでございます。  最初に、土木管理費でございます。 178ページをごらんください。この費用につきましては、市道を管理していく上での経費であり、通常は事務的なものが主でありますが、平成14年度は特に昭和40年度に施行した農面道路の用地買収を行った際の代替地に対する損害賠償問題のすべてが和解成立したための和解金の支払が含まれてございます。  次に、道路橋梁費、 180ページでございます。この費用につきましては、市道の応急補修を行ったりする道路維持費や武蔵引田駅に通ずる市道I-12号線などの改良工事、また町内会、自治会などから要望が多い生活道路の整備に要する費用と道路の付属物であるカーブミラーや道路照明などの交通安全に関係する費用が含まれております。平成14年度の事業といたしましては、市道改修舗装工事を18路線施行いたたしました。財源が厳しい中ではありますが、今後も補助金などをできる限り確保しながら住民要望に応えていきたいと思っております。  交通安全施設の中で特に要望の多い道路照明の設置につきましては、都の補助金を充当させながら 197基を設置いたしました。  また、都の負担金で行っております「まちづくりみちづくりパートナー事業」は、平成13年度までに用地買収が完了しておりますので、平成14年度は埋蔵文化財調査を行ったものであります。  なお、現在、道路築造工事を行っております。  次に、都市計画費、 184ページでございますが、都市計画に関する調査や面的にまちづくりを進めている雨間や原小宮地区区画整理事業に対する助成金、武蔵引田駅周辺地区の土地区画整理事業実施に向けての調査費、それから都市計画道路の整備に伴う費用が主なものでございます。  都市計画に関する調査といたしましては、今後の都市計画事業の基礎資料とするため、土地や建物の現況を5年ごとに調査する土地利用現況調査を行いました。土地区画整理事業では、平成2年から組合施行で事業を行ってまいりました雨間地区が換地処分を迎えることができました。これもひとえに理事長を初め組合員の御努力の賜であると思っております。  最後に、住宅費、 192ページでございます。この費用は、市営住宅の維持管理費や建て替えなどにかかわるものでございます。平成14年度に入居を開始しました伊奈住宅建て替え工事と本年度から建て替え工事に着手いたします山田住宅の取り壊し工事等の費用などが主なものでございます。以上でございます。 6: ◯総務部長(浦野龍治君) 第9款消防費につきまして御説明申し上げます。  決算書は 194ページ、事務報告書は90ページからを御参照願います。  まず、消防団の関係でございますが、消防団につきましては、日ごろからいろいろ訓練、活動を行っておりますが、平成14年9月には、市役所庁舎におきまして消防署、消防団及び市民 600名の参加を得まして総合防災訓練を実施いたしました。  次に、消防施設整備につきましては、毎年計画的に進めておりますが、平成14年度におきましては、消防詰所2カ所を新築し、防災の拠点整備を行いました。  続きまして、防災行政無線事業としましては、合併からの念願でありました防災無線の統合、更新に着手いたしました。事業は、2カ年かけて整備する計画でありまして、防衛庁補助を導入し、平成14年度は親局の整備を行いました。子局などの整備につきましては、平成15年度に実施予定をしており、平成16年3月には整備事業は完了する予定になっております。以上でございます。 7: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。  質疑がありましたら、どうぞ。山根委員。 8: ◯委員(山根トミ江君)  173ページです。住宅リフォーム資金補助金 247万7000円。42件で 247万7000円ということですか。二つの点についてお聞きします。  この経済効果ですけれども、総額幾らぐらい経済効果があったのかということと、もう一つは、来年度予算にまた復活して入れる予定があるのかどうかという2点についてお伺いいたします。 9: ◯商工観光課長(栗原達夫君) 住宅リフォームの件についてお答えさせていただきます。  まず、経済効果といいますか、私どもは工事の完了金額ということで示させていただきますけれども、平成14年度につきましては、6224万8914円でございました。そのうち補助金額が 247万7000円と、83%の執行率ということになります。  それと来年度の予算関係、それについては、現在、私どもは緊急経済対策というふうなことでやっておりますので、来年度については、今のところ予定はしておりません。 10: ◯委員(山根トミ江君) 「来年度については予定していない」というような回答で、課としてはそうですが、今、大工さん、非常にこの不況で仕事がなくて大変なんです。幾らかでも住宅リフォーム、5%補助ですから金額大きいですよね、こういう建築関係の仕事は。消費税総当分ですから、この補助が 300万円でこういう経済効果、決算では 247万7000円ですけれども、これだけの効果があるのなら、ぜひ大工さんたちの要望に応える意味でも非常に切実な要望です。ぜひ復活すべきではないかと私は思うんですが、市長、いかがでしょうか。その辺のところ、お考えは。 11: ◯委員長(田野倉由男君) 山根委員に申し上げます。  来年の予算に対しての要望は、決算の審査とは若干かけ離れる部分がありますので、御注意願いながら質問願います。  市長。 12: ◯市長(田中雅夫君) ただいま住宅リフォームに関連しての御質問でございます。過去、3年間、これをやってまいりまして、一応一つの区切りということで、今これからどうするかといろいろと検討しております。  このほか住宅リフォーム以外にもいろいろな各種団体からも要望が寄せられております。そういった中で、この住宅リフォームに限らずいろいろと検討しなければならない点もありますので、それらと合わせてよくこれからの課題として取り組んでまいりたいとこういうふうに考えております。  既に、住宅リフォームに限らず各種団体の代表者が要望書を持って来られております。そういう時期でございますから、今ここで、「じゃあ、住宅リフォームの復活」というところまではまだお答えできませんが、そういうような状況でございます。以上でございます。 13: ◯委員(山根トミ江君) わかりました。これから検討する、まだそこまでは考えていないというふうに理解いたしました。それでよろしいかと思います。ありがとうございます。 14: ◯委員(宮沢洋子君) ページ 169、戸倉運動場整備委託料でございますけれども、以前、これは多分草刈りが主なものだと思いますけれども、以前に年2回と聞きました。大変予算のない中、市の職員も一緒になって刈ってくれると喜びの声も寄せられておりますけれども、現状では、大変草の生い茂る速度が速くて困っているということなので、草がすごく背が高くなったら、要望があったときに刈っていただけるよう予算をもっとふやすことはできないのか。平成14年度の状況等お知らせください。 15: ◯農林課長(平野恒夫君) お答えいたします。  戸倉運動場の草刈りなんですが、これはシルバー人材センターの方に委託しておりまして、予算の範囲内でやっているところなんですが、それだけでは年間を通して間に合いませんので、農林課の職員が、伸びましたら、随時行って刈っているような状況でして、そういったことで現状では対応しております。 16: ◯委員(宮沢洋子君) ぜひ、よろしくお願いします。何か市の職員が出て予算がないのでやってくださっていると聞きましたけれども、結構、高齢者の方がゲートボールなどでよく使いますので、要望があったら対応していただきたいと思います。以上です。 17: ◯委員(戸沢弘征君) 最初に、決算審議の際に来年度予算にかかわること云々ということがありましたけれども、私もそういう関連の発言になります。  というのは、決算というのは翌年度の予算編成に生かそうと、そういうこともあって12月議会以降に行われていた決算委員会をこの9月議会にやる、こういうふうに性格が変わってきて、なるべく議員がいろいろな要求をつかんでいるのをこういう決算の場で問題点と同時に提案をするというものの考え方、そういうものがあったということを私は言っておきたいと思います。  私の関連は農業問題ですから、一番最初です。 161ページ。  「農業委員会の運営に要する経費」というところでお話をしなければなと思っておりますが、昨日、御手洗委員が借り地に1万円の種代を出して市役所の南側にひまわり畑を、私、実はちょうどその3日ほど前に写真を撮ったんです。これはだれが植えているかとかそんなこと、そのときには意識せずに、「いやあ、これは大したものだ。」というところで写真を撮ったものですが、たまたまあそこは生産緑地からちょっと外れるものですから、ここで家が2、3軒建つことになって、もう既に2軒建っているんですけれども、ここの問題はさておいて、なるべく家が写らないように撮ってみました。  私、以前から戸倉・小宮の振興策として「そばを植える」という、なるべくそばを植えて村おこしといいますか、小宮・戸倉の活性化ということをやったらどうだろうかという提唱をしてきたわけですが、たまたまこの平成14年度の期間は農業委員を仰せつかって一生懸命無遅刻無欠席でやってきましたけれども、そういう施策というのは農業委員会では全員協議会などでかなり話し合うんです。本会議の場合は進達または一つ一つの相続税猶予等の資格を決定したりしていくんですけれども、大事なことは、農業振興策をどうしようかということになると、その他でかなりやり合うんですね、全員協議会などで。  この4年間、私、市長が農業委員会に対してどういう立場で、どういう勢いで考えを持って臨んでいるのかというのを農業委員の皆さんからもよく聞かれました。私がむしろ「この場所は都市計画マスタープランではこうなっている。」という話をしたり、「ここはこういう計画があって、皆さんにアンケートをとったところ、こういう賛同を得ている。」とか、「しかし、土地利用については、まだまだ我々も研究しなければいかん。」というような発言をしてきたんですが、残念ながら4年間、私、委嘱を受けたときに市長とお会いした以外、一度も農業委員会では会っておりません。農業政策について市長の考え方と、きのうの御手洗委員のこういうひまわりのこととか、そばの運動、そばをどう定着させていくかなどの提唱について、どのような考えを市長は持っているかお伺いしたいと思います。 18: ◯市長(田中雅夫君) 私の農業政策と言いましょうか、農業に対する考えをという御質問でございます。  今、最初に出ました「そば」、これは養沢センターでそば打ち、その他、クラインガルデン、あそこでやっていますね。ああいうものを、もっともっと広めればいいけけれども、なかなかお客さんが飛びついてくれないと。やってはいるんですね。ですから、もう少し宣伝効果を上げていけばいいかなとそんなふうに思っております。  それから今、「ひまわり」の話が出ました。これは全国で本当にひまわりに限らずチューリップとかいろいろな鑑賞用植物を植えつけて、そして多くの観光客はじめ地元の皆さんも楽しんでいるということで、隣の羽村市のチューリップ、これも結構皆さん見に行くようですが、うちの方では町内会、自治会でやっている鑑賞用の花壇づくりぐらいですが、もうちょっとスケールを大きくしてやるのも一つのあきる野市の宣伝になるかなと、そういうふうに今考えております。この「ひまわり」は本当にすばらしい一つのアイディアであると、私は、そう認識しております。  それから農業政策全般について、これについては、私は農協の、あるいは農業関係の各種団体へ招待されたときに、いつも申し上げるんですが、山の緑とか川の水辺空間の緑、これは本当にかけがえのない自然の姿で、これは保存しなければいけないけれども、それに合わせて、近代的都市をつくるとしても、その都市化の進む中に大地部の緑の空間、これはやはりいざというときの避難場所にもなるし、日常生活にも安心感を与えるので、どうしても農業というものは緑の空間として農業者の皆さんに取り組んでいただきたいとこういうふうにお願いしておりますが、ただ、取り組め、取り組めと言ったって、つくったものがお金になって所得に結びつかなければ、だれも若い者はやらないと思うんです。農業の後継者に若い者がいない、いないというけれども、実際、所得がなければだれもやらないと思うんです。  そこで、所得があるように換金されるような場、秋川ファーマーズセンターにしても、五日市にあるファーマーズセンターにしても、ここ幾年かのうちにオープンして、両方の売り上げが伸びております。ですから、やはり私の農業政策としては、農業に携わっていただいている皆さんに農業所得があるように、そのためには換金できるファーマーズセンターのようなそういった売り場を、直売所を充実していく、これが私の農業政策の一つでございます。  例えば、五日市センター、あれはことしの4月だったと思うんですが、総会がありまして、約7000万円の売り上げの目標を8700万円売り上げているんですね。それで、「これからは1億円売り上げるんだ。」という目標を持って農業者の皆さんが農畜産の生産品を一生懸命出荷してくださっております。日によると売り切れちゃって、品物がないなんていう日もあるそうなんですが、そういうことですから、私は、農業政策につきましては、今後もファーマーズセンターのようなものを中心に所得が得られるような農業政策を進めてまいりたいとこういふうに考えております。以上です。 19: ◯委員(戸沢弘征君) 積極的な答弁をありがとうございました。  私が指摘したいのは、市長の考え方は考え方として、それがやはり農業振興の要になっている農業委員会とよく方針をともに車座になってつくるような機会がなかったので、今後はひとつ今の決意をどのように農業政策に生かしていくかで考えていただきたいというふうに強く申し上げておきたいと思います。  いずれにしても、私は「そばがいい」と言っているわけではなくて、また「ひまわりがいい」と言っているわけではなくて、みんな模索しております。農業後継者も「いなくなる、いなくなる」と言っておりますが、最近はUターンの現象もありまして必ずしもそうでない。だから、希望ある施策をどうとっていくか。  最近は、それぞれの農業者が自らホームページを開設して、近郊の農地としての花卉とか、くだもの、そういうものとか、ファーマーズセンターなどでは、ここに町田委員の顔も映っておりますが、そういう顔の見えるやり方で顔をファーマーズセンターに張り出して、そして登録している 120数名の人がやっているという様を、「あ、よくやっているな。」というふうに見るだけでなくて、あきる野の農業をどう生かすかということで、ぜひ今後考えていっていただかないと、農業者からもいろいろな意見が出ておりますので大事にしていただきたいと思います。以上、とりあえずいいです。 20: ◯委員(二宮和子君) 決算書の 199ページ、急傾斜地崩壊防止事業経費のところです。  梅雨時だったでしょうか、この庁舎の1階部分で「崖崩れを防ごう」という展示があったのを、私、見せていただきました。そして、6月議会でも環境建設委員会で視察に行っていただいたかと思うんですけれども、五日市小中野の雪沢の沢の崖が、あのとき見に行っていただいたにもかかわらず、その後の長雨で崩れてしまいました。ここのところは、以前から「崩れそうなので、ぜひ治してほしい。」という要望が出ていたようなんですけれども、実際には、崩れてしまうまで手当がなされなかったということがありました。  市内で今、「崖崩れが起きそうなので、どうにかしてほしい。」と言われているところがほかにあるのかどうか伺いたいんですが、お願いいたします。 21: ◯地域振興課長(中村正美君) お答えいたします。  今、急傾斜地の雪沢の話がありましたけれども、市内は、秋川、多摩川、平井川という河川が通っておりますので、そこの外線はかなりの距離があります。その中で崩れそうになっているところがあることは承知しております。また、崖崩れに対する要望もございます。  ただ、この急傾斜地の関係につきましては、認定の規準等がございまして、高さが5メートル以上、それから家が5戸以上連続しているとか、斜度が30度以上とかそのような条件がありますので、そのような条件に適合して、かつ地主の了解が得られる、あるいは違法的なものがないとかそういう条件がクリアできるものについては、これについて対応させていただいております。  ただ、この事業につきましては、東京都の事業でございますので、東京都の方に市では要望してやっていただくというような形になっております。以上でございます。 22: ◯委員(二宮和子君) 市独自になると、何課のどういう事業で崖崩れの防止などやっていただけるんですか。 23: ◯都市整備部長小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  委員から雪沢の話が出ましたので、そこが一番例題としてはよろしいのかなということでお話しをさせていただきますが、雪沢の件につきましては、御質問もいただいたり答弁もしてございますが、そのときにも申し上げましたけれども、なかなか地元の方の感情的なもつれが非常に多いというふうなことで伺ってございます。いろいろそういうものを解決するために、希望している方が働きかけをしているというような状況でございます。  ですから、今、地域振興課長が申し上げましたように、急傾斜地の指定ができれば東京都にお願いしてやっていくというふうなことになりますが、例えば、水路の改修、こういったものになりますと、私どもでございます。  ただ、あそこにつきましては、私も現状を見ましたが、崩れているというふうな御指摘でございますが、下に下りてみますと石積みもございまして、その部分はしっかりしております。ただ、途中から排水みたいなものも出ておりまして、その部分が多少崩れている状況が見られているのかなということでございますが、そこも公図等を見ましたら、民地というふうなことで、大変入り組んでいる状況でありますし、また、水路をはさみまして西側の方は改修につきましては反対であるというふうなことがございますし、なかなか難しい区域であるというふうに思っております。そういうものがすべてクリアできて、市の予算づけができれば工事をさせていただくということになろうかというふうに思います。 24: ◯委員(二宮和子君) 非常に詳しく見ていただいてありがとうございます。  いろいろな事情が絡んでいるということなんですけれども、一たびこれが崩れて、今回は大きな建物が崩れるとか、人に被害があるとかということはなかったんですけれども、そういう被害のないように、ぜひ調整しながら直していっていただきたいと思います。  ほかにも川のあたりで崩れそうなところがあるということだったんですけれども、これやはり直すには莫大なお金がかかるので、順次やっていくということなんでしょうか。 25: ◯助役(荻原 尚君) いろいろと急傾斜地の問題で、今、基準を中村課長の方から答弁してくれましたが、市の考え方というのは、東京都の補助金、これが得られる急傾斜地の指定を受けてそれでやっていくというのが考え方であります。  その対象にならないところ、これをどうするのかという問題で御質問でありますけれども、これは予算の問題もあるわけでありますけれども、当然、生活に大きな支障が出る、生命、財産こういったものも一つの基準として考えていかなければいけないのかなと思っております。  まずは、急傾斜地の指定、これで対応していくというのが市の考え方であります。以上です。 26: ◯委員(二宮和子君) 先ほどの報告では「崩れそうなところが幾つかあって、要望もある」ということでしたけれども、そういうところについて、雨のときなど巡回をしているとかそういうことがありますでしょうか。  それと計画、何カ年でここまで直すとかという計画があるのかどうか。 27: ◯助役(荻原 尚君) 過去に危険区域、そういったことで調べたことはあるわけですけれども、私も助役を約4年間やらせていただきまして、この部分が非常に危険であるというところは、雨間に1カ所あるんですけれども、それ以外は雪沢の話がありましたけれども、私もあの現地は見たんですけれども、まあ、平沢で急傾斜地をやり、網代でやり、それ以外のところで早急にやらなければいけないところというのは、まだ出ていないのかなと思っておりますけれども。認識の違いがあるかもしれません。以上です。 28: ◯委員(御手洗武君) 私は、引っかけてというと語弊がありますが、ページは 187ページの都市計画道路に対します秋3・4・6号線とか、秋3・3・9号線だとかそういう対策協議会に対する補助金が出ている。そして、報告書には 261ページから 262ページにそのひとつの報告が書いてありますが、実は、言いたいのは、七曲のお話でございます。  いよいよ、この七曲が10月いっぱいで完成をいたします。右側を見ていただくとわかるんですが、平成6年から平成15年まで 550メートルで幅員が12メートル、約13億円かかっているというお話です。都市計画道路ではないと言えばないんですが、都道は都道なんですね。都市計画道路の場合、今までも、私も秋3・3・3号線をやっておりましたから、それなりの対策協議会に補助金がありました。この七曲の話しは、もう20数年たつんですが、一銭もそういうものの補助金はありません。本当に陳情活動もいろいろな面での費用は、個人的な出費とか、町内会の皆さんだとかそういうものでやってきました。  何を言いたいかというと、お祝いのときに、こういう計画を立てました。担当課長さんにしてみると、「ないものは、ない」というより言いようがないから、「いや、そういうものに対してのお祝い的なお金は一切ありません。」という答弁です。小峰峠の完成や南岸道路の完成やいろいろあったと思うんですが、その辺も一切市の出費はしていないんでしょうか。 29: ◯まちづくり推進課長(矢崎 信君) 今、御手洗委員の小峰トンネル、南岸の一部、これも市から一切の支出はしてございません。それは、対策協議会、こういうのは準備がしてございますので、そちらの方の支出が入ってきたということでございます。以上です。 30: ◯委員(御手洗武君) 今言っているのは秋3・4・6号線とか秋3・3・9号線というのはこれは10万円出ているとか、またほかに5万円出ているとかいうひとつの報告がございます。そういう道路というのは、やはり一銭も市は出していないですね。七曲にしたって13億円かかっているんです。南岸道路は88億円かかっているんですね。だから、私は、そういうときにお祝金にというと、市は支出をしにくいのかもしれませんが、対策協議会には出せるわけですから、何らかの方法で、小峰峠も出ていない、南岸道路も出ていない、通称七曲のお祝いも出ていない、それは結構ですよ。だけど、これからはやはりそういうものに対して、市は、ある面においては口も出すけど金も出すと、このぐらいのことは私は必要だと思う。担当課長にしてみれば、「いや、ないものはないよ。」とこういうお話しかできない。  そこで、今後そういう都市計画道路やいろいろなこういう対策協議会ができていない東京都でやる工事、これはもう全く市は一銭も出さないで、そして何億、何十億円というお金がそこに投下されるんです。投下されれば、その地域は全くその道路の恩恵で、ある面においてはまちづくりの推進にもなるわけです。ぜひその辺を御検討していただきたい。  そして、少し宣伝をさせていただきます。「通称七曲の改修工事完成記念行事」として10月26日5時から行います。ちょうちん行列でございます。1セット 500円、これは西の風、西多摩新聞に宣伝をさせていただいておりますが、一般の方にもぜひ参加をしていただきたいということで、町内会長さんのところへ電話をしていただければ 500円でお求めになれます。選挙がらみとして思われて困りますので、本当は議員全員呼びたかったんですが、そうもいきません。関係の議員さん、もちろん市長部局の方は市長、助役、担当部長、この辺のところをお呼びして、ひとつ盛大にやりたいというふうに思っております。 31: ◯委員長(田野倉由男君) ちょっと、今、決算とは大分かけ離れた話しになってきておりますので注意をしておきます。 32: ◯委員(御手洗武君) 次に、雨間土地区画整理事業の話しでございます。 189ページ。こういう話しは言っちゃった方が得なので。  雨間土地区画整理事業、約4000万円、 189ページでございます。これもやはり、私は、市がやった区画整理と今まで区画整理の組合施行でやった区画整理と、市の出し方が少ないと思うんです。当初、私たちがやったときには、森山の区画整理が一番初めでございましたから10%です。総事業費の10%。でも、雨間土地区画整理事業は74億円ぐらいになりますが、それの20%ぐらいにはなるんでしょうか。埋蔵文化財の調査からいろいろ含めますと。だけど、いつも言っていますが、西秋留駅北口だとか、玉見ヶ崎だとか、そういう区画整理には、もっと30%以上出ています。計算してみてください。そうしませんと、区画整理をこれからやる、「組合施行でやりなさい」と言っても、あんまり少なかったら、まずやれない。  それから、問題はこの保留地処分なんです。最後に保留地処分をするという手法が今は違うんだということで、今、雨間土地区画整理事業は最終的な区画整理の保留地処分をしております。7区画が今残っております。でも、市の方で「思い切って雨間土地区画整理で売れよ」とこういう御指導の中で、今売っております。  ちょっと見ていただくとわかるんですが、坪当たりで60万円はほとんど切っております。そんな関係で、ぜひ皆さん方に御紹介していただければありがたいというふうに思います。 33: ◯委員長(田野倉由男君) 質問の趣旨を簡潔にお願いします。 34: ◯委員(御手洗武君) 9区画は先日、売買ができました。それで趣旨を言えというんですから、これからやはり秋留台東地区の土地区画整理事業は、組合施行でやるという方針でございます。その辺は、組合施行でやるのか。やはりこれからは、先ほど言いました補助金が少ない、こういうことから考えますと、私は、ある面においては補助金の一つの考え方を直したり、また区画整理の手法として、組合がいいのか、市の施行がいいのか。今後、区画整理を進める上で非常に大事な考え方を決めなければいけない、そういうことを要望して終わります。以上です。 35: ◯委員長(田野倉由男君) ほかにございませんか。影山委員。 36: ◯委員(影山 保君) 4点について簡単に質問しますから答えてください。  一つは、昨日、都の関連で山根委員に「東京都の第2次財政再建推進プランについては聞いていない」とこういう回答がありました。私、きょう、市長会の資料のコピーをいただきました。そうしますと、7月31日づけで東京都市長会から石原知事にあてて要望書が出されているんですね。ですから、情報を知らないということは全くないというふうに思いますし、第2次財政再建推進プランについては、市町村の意見を十分聞いて10月に策定すると。もう、実際、できているわけです。特に問題なのは、1992年、ちょうど10年前と比較して、それよりも高いレベルにあるのを「高どまり」という表現をしているんですが、これを整理していくんだという点で、やはり市町村財政が極めて重大な影響を受けるので、きのうの回答はちょっと余りにも不親切というか、軽率ではないのかと。市としては、十分情報を知っているのではないかとこういうふうに思うので、改めて質問いたします。
     二つ目は市内の交通事故の問題なんです。ページは見てください。平成13年度の市内の交通事故の統計表はいただいているんですが、平成14年度はちょっといただいていないんですが、市内では、事故件数が平成13年は 550件、平成14年度は 490件相当だったと思うんですが、そのうちの7割りから8割は秋3・3・3号線関連だと、こういうふうに担当課は推測していると、こういう説明も受けているんですね。したがって、秋3・3・3号線の緊急交通安全対策会議というのを、これまで2回ほどやりました。平成14年度の結果と対応についてお聞きいたします。  三つ目、S1、S2の問題です。昨日、助役からもちょっと報告がありましたが、合わせて企業誘致を考えているということなんですが、今、どの程度まで話が進んでいるのかどうか。  それから、S1については、工業団地形成事業促進補助金ということで、これまで東京都が平成2年から、平成11年で打ち切りだと思うんですが、約1億4700万円ほど利子補給がされていました。これは紐つきだということなので、他の目的には変更できないとこういうことだったんですが、これが今でも他の目的には変更できないのかどうか、この点をお聞きいたします。  四つ目、引田周辺の区画整理の委託費、これはページが 189ページであります。平成14年度は5000万円の予算を予算化したんですが、実際は1700万円で調査費を使いました。その結果、つくられたのがこの「武蔵引田駅周辺地区区画整理事業調査報告書」、これだと思うんです。これは新都市建設公社がやっているんですが、これらについては、本当に委託しなければできないものなのか。市の職員の知恵と努力で、今、コンピュータも大分発達していますから、できないものなのかどうか、その点を聞きいたんです。私は、でき上がったものを見れば、「ああ、こんなものか」というのは失礼かもしれないけれども、「これだったらできる」というのは、多分市の幹部の皆さんは共通認識できるんじゃないかと思うので、何でも委託ではなくて、本当にきのうも論議ありましたけれども、やはり市の職員の力を大いに信頼して、私は、職員自らがつくるべきだというふうに思うんですが、以上4点についてお答えください。 37: ◯企画財政部長(前田和利君) 御答弁申し上げます。  第2次財政再建プランの関係に関しましては、財政としては、一切まだ説明を受けていないという話をしたわけでございます。 38: ◯地域振興課長(中村正美君) あきる野市の交通事故について御答弁申し上げます。  御指摘のございましたように、秋3・3・3号線の開通に伴いまして重大事故が多発しまして、地域の町内会・自治会長さん、それから議員さん等も集まっていただきまして対策会議を開きました。  そしてまた、市の方では、広報等を通じて交通安全に努めるとともに、交通安全協会等でいろいろ立証、それから広報活動等を努めてまいりました。  先ほど、お話がありましたように、平成13年度 550件の事故件数でございます。そして、平成14年は 481件の交通事故ということで、既に平成10年から平成13年まで微増の傾向がございましたけれども、平成14年は一定の効果がありまして減少しているのではないかと思います。  交通安全につきましては、引き続き交通安全協会等と連携を図りまして交通事故の削減に努めていきたいと考えております。以上でございます。 39: ◯用地課長(平井隆夫君) S1の利子補給につきましては、確かに平成2年から平成11年まで、合計で1億4730万8413円という利子補給をいただいております。  これにつきましては、東京都の労働経済局の中で中小企業の振興策ということで、複数社をそこに誘致をしようということでの利子の補給をいただいたいるところでございます。  何分ただ11年ということで終わっておりますので、これにつきましては、今の中ではこの趣旨の目的に沿った形で今後も図られるとは思いますけれども、11年ということで月日もたっております。これにつきましては、労働経済局の方とさらにこの辺を詰めてみたいというふうに考えております。 40: ◯まちづくり推進課長(矢崎 信君) 武蔵引田駅周辺の1700万円の委託でございますけれども、影山委員の方から「職員で」ということ、優秀な職員が今いますのでできないわけではないんですけれども、ある程度計画的なものについては「こういうふうにしたらどうか。」というのは市の方でも新都市建設公社と論議してやってございます。いずれにしても、どのくらいの換地が出るのかとか、そういう細かい計算、資金計画、道路網の計画、こういうものについてはちょっと、長年の実績が新都市建設公社さんにありますので、そういうのに頼まなければいけないのかなということで、地域の人口割、こういうものについては市の職員でもできるのかなと思います。  今後、武蔵引田駅周辺地区がこれから区画整理の方にできるようになれば、できるだけ市の職員を導入しながらやっていきたいというのが私の考えでございます。以上です。 41: ◯委員長(田野倉由男君) 影山委員に申し上げます。超ベテラン議員でありますから、決算の進行については十分御理解いただいていると思います。既に済んだ項目につきましては、直接担当部局等で調整をいただければと思います。影山委員。 42: ◯委員(影山 保君) 再質問と要望を幾つか出します。  第2次財政再建推進プランについては、財政課としては受けていないと。市長会として東京都に出していますね。この中の項目にも入っているわけです。ですから、当然、市長会としては議論はされていると、こういうことなのかどうか質問いたします。 43: ◯委員長(田野倉由男君) この件については、既に昨日、決着がついているはずだと思いますので、今、議論いただいているのは 160ページから 199ページの間の質問をちょうだいしているところであります。 44: ◯委員(影山 保君) 東京都は、福祉や総務だけではないんです。すべてのものに対する予算の関係なんでしょう。まちづくりもそうなんだよ。いわゆる「高どまり」、私も初めて聞くんですけれども、「高どまり」、要するに「平準よりも上に上がっているものは、今後カットしていくよ。」ということだから、これはいろいろな問題に関連してきますでしょう。だから、そういう点では相当重大な問題なので、これは委員長としても十分聞いてください。市長会として議論をされていると思うので、その点だけはお答えください。  交通事故の問題はわかったんですが、一つだけ質問します。  小さな子供を連れているお母さんから、歩道の樹木が高いのではないかと。秋3・3・3号線ですけれども。交通事故が多いのはお年寄りが多いんですけれども、子供を連れていると、非常に死角になって車がよく見えないという話を聞くんです。だから、歩道の樹木の高さについては、十分検討すべきだと。特に、走っている方はわかると思うんですが、アップダウンがありますね、秋3・3・3号線は。そのために非常に見にくい。こういうことで検討してもらいたいというふうに思います。  S1はわかりました。労働経済局に詰めていただきたいと思います。今までの利子補給は返せとは、多分言わないと思います。  武蔵引田駅の問題ですけれども、今、課長が答弁しましたように「職員が、こういうものはできると思う。」と言うんでしょう。私も、できると思うんです。  確かに、新都市建設公社はプロですよ。プロだけど、それよりも実際、市の職員が住んでいる市民のことを考えながらつくった方が、より心が入るんじゃないんですか。私は、どうもこれを見ると、「ああ、専門家がつくったな。」という感じしか受け取れないんですよ。本当に市の職員が心を込めてつくる、私は、そういう調査の方が、値打ちがある、そういうふうに思うんです。  そういう点では、これはトップの考えを聞いておきたいと思うので、今後はできるだけ、数字は今までの資料を駆使すればできるんですよ。ほとんどそういう数字でしょう。だから、それは大いに知恵を出してもらった方が私はいいというふうに思うので、この点は市長の見解もお聞きしたいと思います。以上。 45: ◯市長(田中雅夫君) 私の方からは、1番目と4番目についてお答えいたします。  1番目の東京都の第2次財政再建計画についてですが、これは、確かに市長会としても東京都の方へ要望事項を提出してございます。普通、市長会で出す場合は、この財政再建に限らず、例えば、今、秋川保健所を多摩川保健所と一本化しようというようなそういう問題が発生しますと、その問題について、市長会の下に幹事会というのを設けまして、うちの方は今、吉野部長がそれに出席しているんですが、そこでいろいろと論議して、その結果を都の方へ上げていくわけなんです。ところが今、影山さんの御質問の財政再建問題については、そういうふうな幹事会を設けていろいろと論議していないわけなんです。ないけれども、市長会としては、東京都に対して財政再建についていろいろと要望しているとこういうことですから、前田部長が出席している場がないから、前田部長にしては「財政再建については伺っておりません。」とこういうわけでございます。  それから、区画整理でございます。丸投げはやめて、極力職員を動員して、現場に合わせた計画をつくれと、これは私もそのとおりだと思います。今後は、そういうことで職員にも確かに優秀なのがおりますから、これを使いながら、極力現場に合ったものをつくっていこうと。ただし、こういう問題は全部、プロと平素の職員だけでとは違いがありますから、できる部分については職員の意見というものを生かして、そして、できない部分については今回は1700万円でお願いしたけれども、やはり専門家の方に、それなりの権威のある調査書ができるように持っていこうとこういうふうに考えております。以上でございます。 46: ◯委員長(田野倉由男君) 植栽の関係は、いいですか。答弁要らないですか。 47: ◯委員(影山 保君) 答弁ください。 48: ◯都市整備部長小山田良徳君) それでは、秋3・3・3号線の植栽の件での御答弁をさせていただきます。  この件につきましては、前にも議会の一般質問でもいただいておりまして、私どもは、各福生工区、五日市工区、こういうところともよく詰めてございます。見ていただいていると思いますが、サツキにしましても、徐々に詰めてきているというのは、おわかりいただいていると思います。一遍に詰めますと、枯れてしまうという状況もございますので、前よりも大分3分の2ぐらいは低くなったのではないかというふうに思っております。  今後も、各工区ではその辺を配慮しまして対応していくというふうなことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 49: ◯委員長(田野倉由男君) ここまででほかに質問の方は。戸沢さん1人ですね。では、それを終わって休憩といたします。 50: ◯委員(戸沢弘征君)  189ページ、武蔵引田駅の土地区画整理事業。5000万円という当初予算を組んだのを、私たちは修正を出したわけですね。新都市建設公社に委託して調査をした。今、その問題については影山委員がお話ししたので一定のものはよくわかります。  ただ、私は5000万円組んだ根拠なんです、問題は。5000万円組んだというのは、どういう根拠だったのか。結果的には、1700万円しか使わなかったのは何でなのか。これは問われるでしょう。どうなんでしょうか。 51: ◯まちづくり推進課長(矢崎 信君) お答えします。  当初5000万円ということでございまして、アンケート調査では8割の方の賛同を得たということで、市としては行けるのではないかということで5000万円を平成14年度当初予算で組んだわけでございました。  それと5000万円につきましては、現況測量をやろうということで、これが3000万円ちょっとはあろうかと思うんですけれども、まだ、農業者の方から反対の意見がございますので、余り圧力をかけてはいけないということがありましたので、この1700万円でとめておいたということでございます。以上でございます。 52: ◯委員(戸沢弘征君) 時間の関係で短くしますけれども、積算根拠というのは、80%賛成しているから、じゃあ、予算組んじゃおうということが本当に正しいのかどうか。温浴施設みたいに飛び出てくるのも突然出てくるわけですよ、補正予算で。だけども、5000万円て組んだのが1700万円しか使わなかったということについては、単なる土地を持っている方の賛意、もしくは協力を得られなかったからというだけの解釈で、もし減額する、いわゆる不用額を残す、これはやっぱり間違いだなと、僕は財政の積立上、思います。ただ、突発的にいろいろなことが起こっていてやむを得ない場合はいいと思います。  補正予算を減額補正を組む理由をちゃんと説明していただいていれば、まだよくわかるんですけど、そういうことを私は指摘しておきたいと思います。  それから、農業者の中に、「何だ、5000万円の予算組んで1700万円だったんだというのだだったら、あのところで「農地を売りたい」という人がいたら、市で買っておいてくれたらよかったのに。」と、こういう話を私は直接聞きましたよ。「そうだよな、橋上駅をつくって、この南側のところに駅碑をつくりたいというプランがあるなら、そういう投げ石になる土地を確保をするという点では、そのとおりだなと。そういう方がまた同意も理解も得られるということですよね。」とその方に言いました。減歩問題が影響しますから。  だから、これは使用の目的が調査委託という形だけだから無理だったのかもしれないのだが、しかし、もうちょっと策はあるんじゃないかなと思うんですけど、それはどうでしょうか。 53: ◯助役(荻原 尚君) いろいろと5000万円に対して1700万円の執行、これは甘かったのではないかと、まず指摘がございます。やはり事業を進める中で、ここの場に突き進んじゃっていいのかどうかというここが非常に重要な部分なのかなと。これはもう、戸沢委員さんおわかりいただけるんだと思います。その説明が足らなかったという部分は、これは反省しなければいかん。  それと重要なことは、なぜ私が出たかというと、戸沢委員も市民の代表であります。区画整理をうまくやろうとして、じゃあ、市が農振農用地の土地を取得することができのるかといったら、できないんですよ、法的に。そうすると、じゃあ、違う方法で区画整理がうまくいくように、市の方がある程度保留地たるものを先行的に確保する方法、これはないかとこういうことをいろいろと検討する必要があるのかなと。それには、地権者の方といろいな事業を進める、こういう場合はどうなのか。例の関係ですね。こういったものが納税猶予の土地、これに対して今後どうなるのか、こういうふうなものを十分詰める必要がある。  5000万円の1700万円の問題、これは申し上げたように説明が足らなかった部分はありますけれども、今後、十分協議しながらやっていくと。  それと、市長が答弁したものに対して決して「そうじゃない」ということでお話するわけではないんですが、実は、市の職員は優秀だということは、私も十分承知しています。この新都市建設公社に委託することがどういうことかということを、もう一つ考えていただきたい部分があります。  新都市建設公社ができた経過というのは、戸沢委員も影山委員も御承知だと思います。市の職員がいろいろあの手、この手で知恵を使ってやるよりも、区画整理のシンクタンク、あれを構成する、あきる野市は入っておりませんけれども、いわゆる財団をつくるときに出資をした青梅だとか八王子、日野、こういうところはあるんですけれども、うちの方では出資していませんけれども、区画整理については市の職員は優秀ですけれども、そこにまずお願いした方が効果的にできるだろうと。そのかわり、きのうの行政評価の委託の問題と同じでありますけれども、市の職員がその新都市建設公社の職員とお互いに地域の意見をそこに反映しながらやっていくんだということがあるということも、知っておられると思いますけれども、あえて申し上げます。以上です。 54: ◯委員(戸沢弘征君) あえて私も言わせてもらいますけれども、下水道事業などを新都市建設公社に持っていったという、設計から全部。あれは要するに下水道課の職員をふやさないため。ね、そうですよ。区画整理についても、なかなかうまくいっていないところで人数もいない矢崎課長のもとで新都市建設公社に委託するということが一番職員をそこに集中させることなく、今の現状のままで監修、監督、推進のチェックをすればできるということもわかっております。  しかし、わかってはいますけれども、あえて言わせてもらうなら、新都市建設公社に委託というやり方の前に、職員の段階でどこまでできるか。私は、一般職ではないと思う、専門職がみんな集まっているところだと思うから、そういった意味では、どこまで我々の手でできるか。これ以上はできない、それについて新都市建設公社にお願いしようという方法を取っていると思うんですが、その辺はどうなんでしょう。本当に今までのまちづくり都市計画マスタープランの写しだとか、それから、あえて言えばここまで報告書が何か許認可を得るためのものでもあるんじゃないかと思っちゃうわけだ。冊子をつければそういうことになっていくんですよ。その辺はどうなんでしょう。 55: ◯助役(荻原 尚君) 面整備、例えば、区画整理をするについて、最初の段階、ここが地権者とひざを交えて、いろいろとどうするかということを話し合う、ここが重要なのかなと思っています。その後に、これ以上でありますと専門的な集団である新都市建設公社にお願いしましょうと、これは地権者の合意の中で進めるということも必要であろうと思っています。考え方は同じだと私は思っていますけれども、少し足らない部分も実はあるのかなと。にわかに区画整理反対の方がいらっしゃる、その人たちをどう説得するかでなくて、あの地域をどうするかということを、そのスタート時点が非常に重要なんだということも十分承知しております。以上です。 56: ◯委員長(田野倉由男君) これで第6款農林産業費から第9款消防費は終了いたしました。  ここで休憩といたします。  なお、再開は11時ちょうどといたします。                               午前10時43分 休憩          ────────── ◇ ──────────                               午前11時00分 再開 57: ◯委員長(田野倉由男君) 再開いたします。  第10款教育費、 198ページから、第14款予備費、 285ページまでの全部について行います。  関田学校教育部長及び小島社会教育部長並びに関係部長から主な事業の成果の説明を簡潔にお願いいたします。学校教育部長。 58: ◯学校教育部長(関田正幸君) 平成14年度教育費決算の学校教育部関係の説明を申し上げます。決算書の 198ページからであります。事務報告書は 319ページから 350ページになります。  決算書 206ページの幼稚園費ですが、これは幼児教育の振興を図るための補助金が主要なものです。補助金制度を大別しますと、幼稚園児の保護者に対する保育料等の負担の軽減を図る補助金と幼稚園に対し幼児教育の充実を図る補助金との2種類であります。  次に決算書 206ページからの小学校費の学校管理費、 216ページからの教育振興費、 224ページからの学校保健体育費は、学校配当の経費及び学校運営に要する維持管理経費等が主なものでございます。  次に、決算書 221ページの国際理解教育経費及び 239ページの国際化語学教育経費につきましては、国際社会の進展に対応して外国人講師による英語指導を通して小学校・中学校において国際理解教育を推進しました。  同じく決算書 221ページの小学校コンピュータ教育経費については、東秋留小学校、多西小学校、西秋留小学校及び屋城小学校の4校にコンピュータ教室設置工事を行い、教師用機器1台、児童用機器20台でLANを構築しました。  なお、南秋留小学校には児童用機器24台の新機種を配備しました。  また、決算書 239ページの中学校コンピュータ教育経費については、増戸中学校に生徒用機器24台の新機種を配備し、情報化社会の進展に対応したコンピュータ教育の充実を図りました。  次に、決算書 223ページ及び 241ページの小・中学校における総合的学習経費は、各学校配当予算として平成14年度から完全実施となった総合的な学習の時間の充実を図りました。  次に、決算書 228ページの小学校費の学校整備費ですが、五日市小学校第1期大規模改造工事、増戸小学校プール管理棟新築工事、プール温水シャワー改修工事、屋城小学校放送設備改修工事、ウォータークーラー設置工事などを実施しました。  同じく、決算書 228ページからの中学校費の学校管理費、 234ページからの教育振興費、 240ページからの学校保健体育費は、学校配当の経費及び学校運営に要する維持管理経費等が主なものであります。  次に、決算書 244ページの中学校費の学校整備費ですが、西中学校放送設備改修工事、西中学校及び増戸中学校の特別教室へのエアコン設置工事並びに東中学校の普通教室への扇風機設置工事などを実施しました。  最後に、決算書 276ページからの学校給食費について説明いたします。  給食総務費は、給食センターの庶務、運営、管理の経常的な経費であります。給食費の月額は、小学校 3,800円、中学校 4,200円で、給食の供給日数は、小学校で 180日、中学校で 170日です。年間の給食供給食数は、小学校87万5133食、中学校41万6859食で、合計 129万1992食となりました。  以上でございます。よろしく御審議をお願いいたします。 59: ◯社会教育部長(小島 勲君) それでは、社会教育部の主な事業概要につきまして御説明させていただきます。決算書につきましては 244ページから 277ページ、事務報告書につきましては 353ページからでございます。  まず、社会教育課でございますが、社会教育課では市民の文化、芸術活動への支援や、青少年の健全育成、男女共同参画社会へ向けた意識啓発、文化財の保護、保全等幅広い事業を展開しております。  特に平成14年度におきましては、学校週5日制開始に伴うさまざまな体験事業を実施するとともに、生涯学習社会への対応を図るため、市民有識者で構成する生涯学習推進計画策定市民検討委員会を設置し、基本構想の答申をいただいたところでございます。  また、公民館におきましては、生涯学習実践の場として体育館と合わせて既存施設のリニューアルと新館の建設に向けて実施計画の策定に着手いたしました。  一方、青少年の健全育成に関しましては、青少年問題協議会において青少年健全育成推進規範の策定をいただき、その概要版を市内全戸に配付させていただきました。  次に、図書館について御説明いたします。  図書館は、幼児から高齢者まで幅広い市民を対象に日常生活に必要な資料や情報の提供、また学習、調査研究のための資料や情報の提供を行っております。中でも子供の読書活動の推進については絵本の読み聞かせ等、図書館内で行う事業のほか、市内の小学校や児童館と連携し、子供が読書に親しむための事業を行ってまいりました。  平成14年度末全館合計の蔵書冊数は約39万冊で、年間の資料貸出者数は延べ10万3000人、貸出冊数は41万7000冊と年々利用が増加しております。  また、10月からは西多摩地域8市町村図書館の広域利用が開始され、他市町村からは 248人が登録し、3848冊の貸し出しがありました。  図書の購入につきましては、市民の利用状況を考慮しながら新刊書を中心に約1万9000冊を購入いたしました。  また、施設整備といたしましては、平成13年度に引き続き市東部地区の拠点整備のため、仮称でございますけれども、東部図書館と複合施設の基本設計をまとめたところでございます。  次に、秋川キララホールについて御説明いたします。  キララホールにつきましては、平成14年度主催事業としてクラシック分野の7公演、ポップス分野につきましては6公演を開催いたしました。また、貸出館事業につきましては、年間 155件の利用で、稼働率は87.6%と多くの方々に御利用いただきました。  その他、工事関係として外壁シール打替及び目地増詰工事を実施いたしました。  次に、あきる野ルピアについて御説明いたします。  生涯学習センターにおいては、市民の多様な学習要望に積極的に応えた学習の場づくりとしてオープンスクール、教養セミナーの開催、また地域の再発見とまちづくりの活動のための人材養成講座市民カレッジの開催等、各種の事業を実施し、新しい生涯学習活動を展開してまいりました。中でも、市民カレッジは市民解説員34名が誕生し、五日市郷土館、市倉家、二宮考古館、ふるさと工房五日市等で解説、市民を対象とした市内探訪の活動等を通して、学習で得た知識や技能を地域に還元するなど地域社会づくに向けた社会参画活動へと発展しつつあります。  また、IT事業を推進していくため、ITボランティアの養成のほか、社会教育課と共同によりIT講習会を開催いたしました。  なお、貸し館事業につきましては、年間 1,823件、延べ7万3825人の方々に御利用をいただいております。  次に、体育課について御説明いたします。  余暇時間の増大を背景にして市民が体育施設と安全快適に利用できることを念頭に体力増進や健康の維持、また人との触れ合いを通じてスポーツ活動に親しむことができるよう施設の維持管理と活動の機会の提供に努めてまいりました。  平成14年度においては、いきいきセンター施設のトイレのバリアフリー化や階段への椅子式昇降機、プールへの手すりの設置及びサウナ室等の改造を行うなど健康増進施設への機能転換を行うための工事を行いました。  また、秋川体育館、五日市ファインプラザ、市民プール、いきいきセンター、学校施設及び各グランド等の施設利用者は、年間延べ約69万人を超え、各施設で活発な活動が行われました。さらに、各種スポーツ教室や講習会の開催、市民の体力増進や融和の場としてスポーツ・レクリエーション大会等の催しを行い、多くの市民の方々に参加をいただきました。  以上が社会教育部の主な事業概要でございます。よろしくお願いいたします。 60: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。
     質疑がありましたら、どうぞ。南雲委員。 61: ◯委員(南雲チズ子君) 一つだけお尋ねします。   267ページ、保健体育総務費の中に入るんだと思いますけれども、スポーツ・レクリエーション大会のことなんですが、毎年大変にぎわってきて、だんだん参加者も多くなってきたんですけれども、この中に帽子の件が入るかどうかわからないんですけれども、実は、こういう財政が逼迫した中で、帽子は町内会の長、自治会の長、関係団体の人、それから我々議員ももらっているんですけれども、町内会・自治会の役員がかわる時、長だけがいただくものですから、あと結構不満があるそうなんですね。それをちょっと聞いたときに、もう1回きりしかかぶらない帽子だから、もう見直してもいいんじゃないかなというふうに思ったんですが、この内訳を、帽子がこれに入っているのかどうかということをまずお聞きします。 62: ◯体育課長(田中惟一君) 御回答申し上げます。  スポーツ・レクリエーション大会の中で役員の帽子ということでつくっておりますが、財政状況を見まして、帽子につきましては、なるべく1回きりでなくて、同じ役員の方については引き続き利用していただくということで節減を図っているわけでございます。  この帽子につきましての予算でございますが、実行委員会の予算で、足りないところにつきましては作製いたしまして配布している状況でございます。 63: ◯委員(南雲チズ子君) 細かいことを聞いて悪いんですけど、帽子はどこに発注して、幾らぐらいかかるんですか。 64: ◯体育課長(田中惟一君) お答え申し上げます。  帽子でございますが、大体役員さんが 400名ぐらいから必要になると。帽子の発注でございますが、メーカー、ちょっと今ここでは記憶ありませんが、メーカーに頼みまして、帽子一つが大体 450円くらいでございます。そういう帽子でございます。今の帽子につきましては、ロゴを入れないで「あきる野市」という名称を入れましてつくっております。 65: ◯委員長(田野倉由男君) ほかに。南雲委員。 66: ◯委員(南雲チズ子君) 私もその都度いただいたんですけれども、青だのグリーンだの。確かグリーンは2回りぐらいしているような気がするんですが。結局、町内会や自治会の会長さんしか自治会・町内会でいただけないものですから、どうしてもその方がずっとやって、かわっている人はそこで初めてもらうんですけれども、結構不満が多いんですよ。それを聞いて、「あんなものなくたって、どうのこうの。」っていう話もしますし、それから「必ず、去年いただいたのをことしもかぶってきてくださいよ。」という奨励も宣伝も一切していないでしょう。私も余り見たこともないんですけれども、どうなんですか。 67: ◯社会教育部長(小島 勲君) お答えいたします。  今の帽子の件なんですけれども、スポーツ・レクリエーション大会の実行委員会、これができまして、役員会の中で「毎年同じような帽子を配ってむだだ。」と、「経費節減の折、来年も使えるものは使った方がいい。」という意見がございまして、数年前からグリーンということで同じ色を通し、役員が継続してやっていただける方は、「それを来年使いますからお持ち下さい。」ということで役員会でお話してございます。  また、今言われた自治会長、町内会長、こういう方の場合は、予備として用意してございますので、その都度配布するという考え方でおりますので、私どもも、経費節減という考え方から、できるだけ既存の帽子を何年か継続して使っていただこうという考え方でございます。 68: ◯委員(南雲チズ子君) 不足の部分どれくらい、 100個頼むのか、 200個頼むのか知りませんけど、もう私は、逆に見直した方がいいんじゃないかというふうに思うんですけれども、要望として、来年度に向かって検討してください。お願いします。 69: ◯委員(戸沢弘征君) 小学校、中学校を含めてですけれども、浄化槽維持管理業務委託、給水設備等点検委託業務、これについてお伺いいたします。  実は、私、最近、この夏のせい、もしくは夏休みというせいなのかもわかりませんが、9月に入りましてから学校の水道の水がにおう、臭いという保護者からの声を聞いておりますが、点検、維持管理というのは、どういう方法で水道水についてやられているのか。特に、一たんタンクの上まで上げていくという点で、タンクの管理、きちっとやられているかどうかというのはどういうところでやっているんでしょうか。業者はどういう業者で、その報告というのは事務報告書に出ているでしょうか。 70: ◯庶務課長(関根健次郎君) お答えいたします。  最初に、給水設備の点検関係ですけれども、事務報告書の方には載ってございませんけれども、給水設備の保守点検に関しましては年6回、隔月で実施しております。  また、夏休みには清掃等も行っております。受水槽、高架槽関係の清掃を行います。  それと水質検査につきましては、学務課の方でも年3回、それと庶務課の方でも夏休みの清掃のときに1回検査をしております。  それと最初の浄化槽の方の関係ですけれども、これにつきましても、現在、下水道に接続していない学校関係、そういったところで点検を実施はしております。特に検査結果でも異常はなしと、そういうふうな形で水質検査も良好という形で出ております。以上です。 71: ◯委員(戸沢弘征君) 水質の種別、例えば、そこにアンモニアが入っているかとか、大腸菌がいるかとか何とかかんとかというのはやっているでしょう、きっと。問題は、においというのは検査の項目にないんですよ。わかります?言っていることが。  要するに、検査項目は書類として出ているときには、塩素がどのぐらいとか何とかということは出てくるけれども、においというのはないんですよ。だから、ひとつ、夏休み後ですから、私は、どこの小学校かもちゃんと聞いていないので言えませんが、ぜひ一度、全学校の飲み水、この点検をひとつこの機会にやっていただけませんか。  もちろんやってもらえると思うから、その次の質問をしたいと思いますが、いいですか。やってもらえると。ひとつ見て下さい。全学校のにおい。  その次にもう一つ聞きます。  非常勤職員ということで 207ページになりますが、3年生に補助教諭をつけましたね。このときの議論で、小学校3年生になった理由というのが全都のテストをやった結果が余りよくなかったということでつけたみたいなニュアンスの受けとめ方を私はしていたんです。そうでなければ、ぜひ説明してください。それで、そのことについて保護者の中から意外や意外、いろいろな意見があるということがわかりました。  例えば、校長先生から何も聞いていないという保護者、それから、今の4年生になった子の3年生のときのテストなのかとか、今のあきる野市の教育の実践の課程というのは、他の市から来たか、区から来たかわからないけれども、やはり遅れていると言わんばかりのそういう意見もあるんです。「いやあ、そんなことはない。素朴ないいところだ。」と私はいつも反論しているわけなんですけれども、「世の中は学力だけではないと。あいさつから始まるんだ。」なんてよく言っているんだけれども、しかし、えらい奥深いなというのを認識したんです。  どういう、全都的に行われたテストなのか。26市のうち24番目とか何か聞いたような気がするんだけれども、そんなので3年生だけ入れたのか。その3年生っていうのは4年生になっているんじゃないかということになると、まるっきり私は回答できなかった。ぜひ説明をお願いしたいと思います。  「非常勤職員賃金等」というところで聞いております。 72: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  まず、 207ページのこれについては、指導室の予算ではございません。教員補助員は本年度からでございますので、平成14年度の決算には出てこないのではないかなというふうに思います。 73: ◯委員(戸沢弘征君) 申し訳ありません。心配している者として聞いているので、引っかけたのは、この非常勤職員の3年生の補助担任の賃金だと思って聞いているわけだから、丁寧にひとつ答えていただきましょう。そのことは大事でしょう。未来を担うあきる野市の子供たちのために。どうぞ。 74: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  本年度から教員補助員という形で予算をつけていただきまして配置しておるわけでございますけれども、本年度からということで、どの時点で保護者の反応があったかというのはわかりませんが、学校にはしっかりと説明をするようにということで話をしてございますので、もう既に1学期たっておりますので、かなりこのことについては浸透しておりますし、先日の本会議の中でもお話しをさせていただいたように、大分いい効果があらわれつつあるなということでとらえております。  御心配の学力の問題でございますけれども、これも先日の議会でお話しさせていただいたように、ものによっては正答率が60%というものもございますが、おおむね70%、80%というような正答率でございます。  ただし、この比較の問題については、東京都もどこが何位ということは発表しておりませんので、これについてはわかりませんけれども、決して上位の数字だというふうにはとらえておりません。これが全項目に対して80%になればいいなというところで、本年度からひとつの施策として教員補助員を入れてございますので、今後これがいい結果を生むような形でこちらも指導してまいりたいとこういうふうに思っております。以上です。 75: ◯委員(戸沢弘征君) 実は、私のホームページの掲示板に載ったので、その後、だれかが書き込んでいるので、そういう点であえて聞いたんです。  しかし、3年生ということは、今言った平成15年のとき4年生になっているという問題があるので、それから、説明が十分されていないという人に対しては、説明するよう指導しているということだから、これで私も十分お話ししたいと思います。  「何位」ということは発表していないということだから、これも何番目だとかいう必要はないので、保護者の方に説明もできるというふうに思いますが、大事なことは、私は、基礎学力をしっかり身につけるということだと思いますが、地域が子供への愛情、リトマス試験紙じゃありませんから、どれが一番いいのかというのは別として、地域が子供に対する愛情をどう持つか。  それから、もう一つは、子供たちも地域社会に感謝する、そういう心を育てる。  きょう、皆さん、もう御存じだと思いますけれども、ユニセフの発表で1億 2,800万人か何かが今、学校へ行けないでいるというわけでしょう。そういう中で幸いに学校に行けて勉強できている。それはやはりあきる野市の子供たちも感謝の気持ちを持って日常接するという教育が必要ですよ。  それから、世界中にそういう学校に通うことができない子供たちがいるということも、やはり何とかなくそうというそういう世論形成が必要だというふうに僕は思うので、あえてそのことを指導室長に言っておきたいと思います。以上です。 76: ◯委員(宮沢洋子君) 決算の数字と直接関係ないので、委員長からまた御指摘を受けるかもしれませんけれども、すぐ終わりますので。  先ほど社会教育部長も各種スポーツ団体や文化団体が市の施設を借りて活発に活動されている報告がございました。スポーツ団体の方からの要望なんですけれども、例えば、ふだん、小学校、中学校の体育館を借りて練習に励んでいるんですけれども、大会になりますと、どうしても土・日に集中するということで、秋川体育館やファインプラザが使えないという団体があるそうです。そうしたときに、あきる野学園の体育館を借りられるよう、市から働きかけてもらえないかという要望がございましたので、その点1点お聞きしたいことと、あとふだん、練習で夜お借りしている小・中学校の体育館の鍵の管理でございますけれども、終わった後の鍵の返還場所が、どうも場所によって違うようなんですけれども、その実態をお聞かせいただきたいと思います。 77: ◯体育課長(田中惟一君) お答え申し上げます。  ことしになりまして特に体育館が改増しておりまして、利用者の方に大変御不便をかけております。その中で、今年につきましては、体育館が使えませんので、ファインプラザの、今、水曜日は休館でございますが、その昼間を使うような形で開放しております。そのほか各学校、高等学校、今のあきる野学園もそうでございますが、一応お話をかけまして、可能な範囲で使わせていただくということで、私どもの担当が段取りを取りまして利用者に周知をいたしまして、競合している部分につきましては、両方で話し合いをしていただいて利用に供しているという実態でございます。  確かに、土曜、日曜になりますと、いろいろなスポーツ団体が多く利用を希望しておりますので、なかなか要望に添えないところもございますが、可能な限りこれからもいろいろ場所を見つけたりして周知を図っていきたいと思っております。  それから、夜間の小・中学校の体育館を使ったときに、夜間につきましては、次の日に鍵を体育館なり、またファインプラザ等にお返し願うということで戻していただいているところでございます。 78: ◯委員(宮沢洋子君) そうしますと、あきる野学園も競合しなければ使わせていただけるととらえてよろしいですね。  それと、鍵の返還なんですけれども、何か西地区は、学校の体育館の鍵を借りると、翌朝でもいいから秋川体育館に返すというのは本当ですか。わざわざ学校に返すのではなくて、秋川体育館まで返すことになっている。ちょっとそれが不便だというのですけれども、そうすることの理由をお聞かせください。 79: ◯体育課長(田中惟一君) お答え申し上げます。  確かに、鍵につきましては防犯上いろいろございますので、やたらにそこらに置けませんので、一応管理につきましては、そのような形にしておるわけでございますが、これからまた必要となれば鍵の返却につきまして、さらに検討はしてみたいと思っております。 80: ◯委員(町田匡志君) 最初に、戸沢委員の関連の質問で、ティーチングアシスタントの件なんですが、各学校で採用をして校長先生の裁量で採用しているのではないかなというふうに思うんですが、採用基準というのはどのような形で採用なさるのか、その基準をお聞かせいただきたい。 81: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  教員補助員については、学校から推薦をいただきまして、教育委員会で面接をして決定をしております。教員免許を持っている者も半数ほどおりますけれども、アシスタント、いわゆる教員補助員ということですので、子供が好きで、子供の教育に対して情熱があるというのを第一に考えて採用しております。以上です。 82: ◯委員(町田匡志君) 確かな学力が必要だということでこの制度を取り入れているというふうに理解していますけれども、学力低下が心配された中に、やはり少人数指導が非常に有効だということでこのティーチングアシスタントの制度も取り入れているということだと思うんですけれども、そこでお聞きしたいんですが、戸倉とか小宮の小学校で、逆に人数が少なくて困っているような学校、学級にもこの制度は取り入れているんでしょうか。 83: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  本年度からということで、一応、小規模校も含めまして全校、国語と算数については本年度の場合は配置をしております。 84: ◯委員長(田野倉由男君) 町田委員、今のは予算委員会で質問をしていただく部類だと思います。町田委員。 85: ◯委員(町田匡志君) 質問をかえます。  成人式の記念品については、過去何回もいろいろな議員からお話がございました。それでアンケートを取った結果、男子がネクタイで女子がふくさということで、ここ何年も経過をして、これも余り言いたくないんですが、同じ社会教育の担当で、そのすぐそばに「男女共同参画」ということをうたっております。そもそもアンケートを取ったときに、「男の子は何がいいか、女の子は何がいいか」という取り方そのものが男女共同参画社会に抵触するんですね。そもそもそういう考え方そのものが男女共同参画社会に対して違反するわけ。そこで助役、男女共同参画推進会議の責任者として、助役のお考えをぜひお聞かせいただきたい。 86: ◯助役(荻原 尚君) 「男女共同参画の社会を構築する」ということからすると、町田委員の成人式の一部分をとらえての御発言でありますけれども、見方によってはそういうふうな見方もできるのかなと思います。  しかしながら、成人を迎えた方が何がほしいかということになると、これは男女問わずということも出てくるんだと思いますけれども、男と女というのは違いがありますから、そういうふうな観点から今のをやっているのかなとこう思っております。以上です。 87: ◯委員(町田匡志君) 同じ社会教育の担当で小島部長、非常によく熱心にやってくれているから、それはそれでいいんですけれども、どうせ同じ机の近所でこのことを検討をしているわけでございますから、例えば、女と男のフォーラムあたりでも、そういうフォーラムで、男と女を分けることそのものをなくすという考え方で進めていますので、ぜひこういった場でも御議論をいただければいいのかな。ただ、考え方を申し上げておりますので、ですから、そういう形で御協議をいただくことはできないかどうか、お聞きをしたいと思います。 88: ◯社会教育課長(荻島邦彦君) お答えいたします。  男女共同参画、確かに「男女平等」という話はございますが、やはり生まれながらに持っている性、男と女の「セックス」という部分と、それから今話題になっております社会一般的な慣習でできてきた男女差別、「ジェンダー」という部分とでやはり考え方が違うかと思います。  先ほど、助役の方から答弁がありましたように、男と女とはセックスが違うという部分がございますので、そういった部分では、やはり対応が異なってくるという部分があろうかと思います。  男女共同参画の趣旨といたしましては、ジェンダー部分、社会習慣上に設けられてきた男女差別をいかになくしていくかというような、基本的人権をどう尊重していくかというような観点での男女共同参画というふうな趣旨でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 89: ◯委員長(田野倉由男君) ほかに。中村委員。 90: ◯委員(中村雅一君) 3点ばかりお伺いいたします。ページは 203ページです。  まず、これ最初に一つお伺いいたします。教育指導費の19番負担金・補助及び交付金の中の、これはすべてですが、備考のところに19番という形でずっと次のページまで含めていろいろな負担金が載っていますね。これは、私は、今、財政が厳しい中でこういう事務協議的な負担、あるいは若干研究会というのがあるかもしれませんが、ここら辺のところ十分精査して、これから負担金も出していかなければいけないんじゃないかななんていう気がいたします。この主な事業について、どんなことをされているのか。そこら辺も含めてお答えいただきたいです。 91: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  校長会、教頭会、研究会等の負担金の御質問でございますが、東京都また多摩地区、西多摩地区、それからあきる野市とそれぞれの地域に分かれた校長会、教頭会、それから研究会等がございます。  校長会、教頭会の管理職を対象とした会議には、やはり管理職としての資質向上、連絡や情報を含めながら管理職としてどういう困難な教育課題に当たっていこうかというふうなことで、そういった研究を含めました管理職としての能力の資質向上をねらっているということでございます。  それから、研究会については、これは最近話題になっています教師の指導力の向上ということで、これも大変重要な研究会である。特に、夏季休業中はこれらの研究会を通しまして教員は資質向上を図っているというふうなことで、これらについても、それぞれどの組織も大切なものであるというふうに認識はしております。  このことについては、数年前にこれらの補助金全体について都市の教育長会の方で一律10%カットした経緯はあるわけでございますが、それぞれの補助金、毎年出しているから、またことしもということではなくて、それぞれの教育効果を検証していきながら、これからの負担金のあり方についても検討をしていきたいとこういうふうに考えております。 92: ◯委員(中村雅一君) 事務報告書の中には、これらの点についての説明というのが余り載っていないというふうに私は思っております。例えば、事務報告書の 338ページの(4)で校長会、教頭会の実施ということで、「月1回定例会を開催し、諸連絡及び情報交換を行った」とこういうことだけなんですね。これでこういう負担金を出さなければ、あるいは市内の校長会の補助金を出さないとこれだけのことができないんですか。 93: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  この説明の部分については不充分なところがあろうかというふうに思いますが、それぞれの組織について、講師を呼んで研究会等をやりながらそれぞれの資質向上を進めているということで、やはりこれも大事なものかとこういうふうに考えております。 94: ◯委員(中村雅一君) 私は、国や東京都、市の教育委員会で今、指導室というのがあると思うんですが、そんなに情報交換や研究会を開かないと学校の運営や教師が子供の指導ができないというようなことだというふうに理解してよろしいんですか。  私は、指導室だとか教育委員会があれば、もう少し教員の指導なり研究というものをそういうところでできるのではないかなというふうに思っているんですよ。こういう負担金を払うような、負担するような会をつくらなければ子供の教育、指導ができないのかどうか。そこら辺をもう少しぴしっとお答えいただきたいというふうに思います。 95: ◯指導担当参事(堀米孝尚君) お答えします。  例えば、あきる野市だけと仮定しますと、中学校の技術や家庭科の教員というのは全部合わせても6人しかいないわけなんですね。その中での技術と家庭で分けたときにも3人ずつしかいないとかというところの中での資質向上よりは、例えば、西多摩地区や多摩地区で集まって研究して資質向上しようというような広いエリアでの研究というのも必要になってまいります。また、東京都や多摩地区としての校長会、教頭会が集まってそこでの全都的な情報交換等も、今急激に変わっていく教育界においては、それも大変重要なことだというふうに認識はしております。  「それがなければできないか」ということよりも、それがあって、さらにあきる野市の教育が向上できるのではないかな、こういふうに思っております。 96: ◯委員(中村雅一君) 私は、そういうことだけではないなというふうに思っているんですよ。それは各種の情報交換、都内の学校の状況なんていうのは、それは東京都の教育委員会だってあきる野市の教育委員会だってあるわけですし、そこに指導室だってあるわけで、また、東京都にも教育研究所もあるわけでしょう。そういうところからの講師だとか、そういうところとの連絡、情報交換、こういうのもすれば十分私はできるということが、この負担金、これだけ払わなくても、その半分以上はそういうところの関係で十分補えるんじゃないかなというふうに思っています。  ですから、これ以上は言いませんけれども、特に、私が言いたいのは、市内の学校長会補助金、こういうものなんかもう少し、こういう財政が厳しい時期、これがこれだけなければ学校運営ができないというようなことではないというふうに思いますので、そこら辺のところ、今後もっと研究していただいて、補助金はもうなくすような形、あるいは負担金も何とか協議会あるいは校長会、教頭会、各地区にこれだけなければ、あるいはこういうところへ入らなければ学校運営ができないというようことではないというふうに私は思いますので、ここら辺のところはもっと精査して、東京都を抜けるとか、あるいは市内はいいから西多摩だけに関係するだとか、そんなこともやはり考えなければいけないんじゃないかなというふうに私は思います。それ、意見だけ申し上げます。  それから、あとは 283ページになります。公債費の一時借入金の利子が65万7534円ありますが、これの中身について、なぜ一時借入をしなければいけないような状況になったかをちょっと教えてください。 97: ◯会計課長(川鍋勝利君) お答えいたします。  昨年度、起債関係が約20億円借りました。その収入は3月から4月、5月と年度の終わりの方に集中してございます。支払の方は、工事が終わったときに払うわけですので、もっと早い時期に払っております。そんな関係でどうしても資金不足を生じまして、一時借入を起こしたその利子でございます。 98: ◯教育長(小林嘉美君) ちょっと前段の答弁という形でお答えさせていただきますと、いろいろな負担金等について、基本的には参事の方から答弁したとおりでございます。  ただ、今、いろいろな方法、団体がございますけれども、例えば、不用なものという形で整理をさせていただいたのは、多摩地区の関係の校長会、教頭会だとかそういうものは整理させていただいておりますから、それを御承知おき願いたいと思います。すべてそのままでいいんだよという形ではなくて、一つ一つ精査しながら、毎年度事業関係を進めていますよというものは御承知おき願いたいと思います。 99: ◯委員長(田野倉由男君) まだ、たくさん続きますか。中村委員。 100: ◯委員(中村雅一君) もう一つ、 283ページの諸支出金の財産費の財産売却費、今回13万何がしか載っているのは、そういう売却ということではないわけですが、いろいろと財政が厳しいというような中で、東京都なんかも財産、土地や何かを売って財源にしているというような話も聞きます。あきる野市においても、こういう厳しい財政の中ではどうかというような話もちらっと聞くわけなんですが、あきる野市においては、普通に売却できるような土地や財産というのは、要するに、また売ってお金になるような財産というのはどのくらいあるんですか。 101: ◯契約管財課長(石川憲一君) 御答弁申し上げます。  どの程度あるのかという御質問でございますが、平成14年度におきましては、10区画公募しております。  それでは、今現在どの程度あるのかということでございますが、一応拾い出したところでは23カ所ございます。そのうち平成15年、これから11月にかけて売却予定を考えているのは5区画でございます。  その他のところはどうかというと、いわゆる道路の残地、こういう部分でございますので、なかなか公募しても売れないような場所でございます。今後はこういう部分につきましても、売却を考えていきたいと。これは当然、道路用地として確保して残地が残ると、この部分については、近傍の方々に売却を斡旋していきたい。これは、担当の方とも十分協議しながら進めていきたいとそんなふうに考えております。以上でございます。 102: ◯委員(中村雅一君) もう少し確かめさせていただきます。  今おっしゃった23カ所、ことしはこれから5カ所というふうな話ですが、23カ所の評価なり、時価なり、どのくらいで売れるか。トータルでどのくらいなんですか。私が考えるには、そんなに大きな金額ではないなというふうに思いますし、ましてやあきる野市の財政を潤すような大きな金額にはならないというふうに思っているんですが。
     そうしますと、これ以外に、いわゆる財政的に厳しくなったから財源をというような意味で売り払いできるあきる野市の財産というのはないと、売れそうなところというのは今ないよと、あるいは売れるところというのはないよと、売ることができるものはないよという話でよろしいんですか。再度もう少し詳しく教えてください。 103: ◯契約管財課長(石川憲一君) 御答弁申し上げます。  先ほどお話ししたとおり、成15年度売却予定地としては5区画を考えているということでございます。こちらにつきましても、今まで公売してきた、いわゆる残った土地ということでございます。その中でも1区画につきましては、原小宮の区画整理地内、ここについては売却可能であろうと予想はしております。  トータル的に、じゃあ、どのくらいになるのかということで、この5区画、足してはいないんですけれども、1億数千万円にはなろうかと思います。大きいのはございません。以上でございます。 104: ◯委員(中村雅一君) わかりました。 105: ◯委員長(田野倉由男君) ここで昼食のため休憩といたします。  なお、再開は午後1時といたします。                               午前11時54分 休憩          ────────── ◇ ──────────                               午後1時00分 再開 106: ◯委員長(田野倉由男君) 再開いたします。  質疑のある方はお願いをいたします。二宮委員。 107: ◯委員(二宮和子君) 決算書の 257ページ、図書館のことで伺います。  西多摩の地域の広域の図書館が利用できるようになりましたので、とても便利になりました。私も先日、新しい本だったら本屋さんに行けば売っているんですけれども、何年か前に出た本で、どうても急に入り用な本ができまして、パソコン、インターネットで検索したら、その本が福生の分館にあるということがわかって、至急借りに行って間に合ったということがありました。大した本ではなかったんですけれども。このあたりでどこか1冊持っていてくれれば借りられるというこういう体制はとてもうれしいことだと思いました。  その一方で、五日市図書館の2階に行きますと「自由民権運動の資料」という書架がありまして、かなりたくさんの量の本がございます。こういう地域に特有の資料というのが、これからすごく生きてくるのではないかというふうに思います。  そこで、自由民権運動の資料などはどういう集め方をしているのか。また図書購入費のなかでどういう重きを占めているのかとか、そういうことを教えていただきたいと思うんですが。 108: ◯図書館長(鈴木恵子君) お答えいたします。  自由民権関係資料につきましては、五日市図書館に現在約 600冊貯蔵しております。  経過につきましては、五日市図書館は昭和53年10月に開館をしたわけですが、昭和43年に色川氏が五日市憲法草案を発見をしまして、昭和54年には五日市憲法草案の碑が建設をされております。そういう経過がありますので、五日市図書館では、開館して早々に地域の資料を収集して継続して保存するという考えから収集を始めました。  色川氏が発見してから10年ぐらいでしたので、まだ相当数の自由民権関係の資料が発行されていました。全国の参考資料ということになりますので、全国の自由民権関係の資料を収集して、現在 600冊程度あります。  追加の購入につきましては、現在はほとんど自由民権関係の資料の発行がございません。気がついた時点で、今発行されたものをデータベースで確認をしておりますので、全国で自由民権関係という署名があるものについては随時購入をしております。冊数については、年間本当に数件です。ですから、図書購入費に占める割合というのも別枠にしているわけでもございませんし、その中から購入しているということです。以上です。 109: ◯委員(御手洗武君) まず、 263ページの催事委託料2520万円、資料では 416ページにあります。ポップスコンサートとかクラシックコンサート、7回の6回、13回やっております。それから、 417ページに入場者数というのが5万7687名というふうになっておりますが、この13回の入場者数、またあきる野市の入場者数というのがわかるのかどうか、わかりましたらお願いします。  それともう一つ、これ行ったことがあるのか、ないのか。だれに聞こうかと思いましたら、やはり一番ふさわしい教育長に行ったか、行かないかをまず聞きます。 110: ◯秋川キララホール館長(吉村文明君) お答えいたします。  まず市内の人ということでございますけれども、これは 118回、市外が37回ということで 155回の貸し館の数。 111: ◯委員(御手洗武君) そうじゃなくて、ポップスコンサートが6公演、それとクラシックコンサートが6公演。 112: ◯委員長(田野倉由男君) 御手洗委員、もう一度質問のし直しをしてください。 113: ◯委員(御手洗武君) 資料の 416ページに2500万円という数字はあるんですが、私がひっかけて質問したのは、ポップスとクラシックとやっておりますが、それで、総入場者数が5万7687名というのが資料の 417ページにあります。その中で、ポップス、クラシックをやったときの入場者数は何名で、そのうち市内の方が何名ぐらいありましたかとこう聞いたんです。 114: ◯秋川キララホール館長(吉村文明君) 今までのデータでいきますと、大体市内の方が6割5分というデータが出ております。 115: ◯委員(御手洗武君) これは何名ぐらいになるんだ、ポップスとクラシック。 116: ◯秋川キララホール館長(吉村文明君) 3万3000人ぐらいですか。 117: ◯委員(御手洗武君) 3万3000人ね、わかりました。 118: ◯教育長(小林嘉美君) 市の催事事業に私が入場券を買って行っているかどうかという御質問だと思いますけれども、むしろ教育委員会に来てからは行っていない方だという形で考えております。それ以前は、顔は出したことはございますけれども、今どちらかと言いますと、むしろ市民団体だとかそういった方々がやるものについてはほとんど出ておりますけれども、催事という形ではそれほど出ておりません。 119: ◯委員(御手洗武君) いつも一連した質問でございます。「ポップスとクラシックの殿堂キララホール」、これはわかります。だけども、今、3万3000人の中の65%ぐらいがあきる野市民と言いますと、幾人でしょうか。2万1000人ぐらいかな。ちょっと暗算ができませんけれども、2万人ぐらいかな。2万 1,400人だそうです。そういうことです。2500万円を使っているんですよ。多分、小椋桂なんかは1回公演だとすると手、多分 600万円ぐらいの赤字だと思いますよ。そうじゃないですか。そういう方々が、好きな人はいいですよね。この12回の中のどこか1回でも行った方がいい。この席で、この会場の中で行ったことがありますかというと、幾人でもない。私も余り教養はありませんので、そういうものよりは演歌が好きでございます。だから、演歌をやってくださいという話をしました。  今後、多分金銭的に言いますと、2500万円、入場料を取った上に使っているんですよ。そうでしょう。そうすると、2500万円を2万5000人でもいいです。1万円になるのか。1万円。 1,000円じゃないな。1万円だね。1万円の金をかけてやって、果たしてこれからずっと続けていいものかどうか。だから、やはり幅広い催しをキララホールは考えなければいけない。「クラシックと何とかの殿堂だ」なんていって、いつまでもそれをやっていますとこういう結果が出る。ぜひ、私はそういうことを考えていただきたいというふうに思います。やっていることは悪いことではありませんけれども、余り利用度がなくて1人1万円はかかっていると。1万円以上になりますね。(「 1,000円だよ。」と発言する者あり)   1,000円ですか、ああ、そうですか。 1,000円だそうでございます。(笑い声)いいかは判断してください。  キララホールについてはそういうことで、催しについては幅広い催しをやることによってあきる野市民が2万人ではなくて、あきる野市民は子供まで入れて8万人ですから、せいぜい4万人ぐらいの人が入ったとか、そういうことを考えて催しや何かを考えてみてください。  それから、ルピア。次に移ります、 265ページ。ルピアの管理に5200万円ですね。これもいつか問題になりましたね。NHKの生涯学習、これは相変わらず応分の負担、電気代だとかいろいろなものがありますね。例えば光熱水費 775万円、休日・夜間受付業務委託料 813万円とか、清掃委託料 390万円とか、管理組合負担金2800万円とかありますね。こういうところへNHK学園は一銭も払っていないんですか。 120: ◯社会教育部長(小島 勲君) お答えいたします。  今、NHK学園の部分につきましては、光熱水費、これは開館以来もらっていた分です。これを平成13年度から収益の収支差、それの2分の1をいただいているという形で決算書の収入の方にも載っていますけれども、平成14年度については97万、ちょっと金額細かくは忘れましたけれども、97万円近くをいただいております。 121: ◯委員(御手洗武君) 先ほど、委託料の問題で質問がありましたけれども、この市民カレッジ何とかというのは生涯学習の一部門にありまして、この辺は市の主催でやっているのかね。資料の 421ページです。あの当時、やはり3階だったんですよ、ルピアは。それを高層ビルを建てるときに、市が「市の建物は高層でなければおかしいよ。」ということで、あえて1階持ち上げたんですね。設計変更もしたし、いろいろして4階にした。  で、4階をどうするかということで議論をしたんですが、結局、その当時、余り生涯学習に、はっきり言えば、秋川市は自信がなかったのかな。それで結局、NHKに丸抱えで貸しちゃったんです。だけど、先ほどの委託の問題ではありませんが、本当はあきる野市が生涯学習をすべて仕切るべきなんですね。  だから、契約はいつまでなのか。将来、NHK学園からあきる野市独自の生涯学習をすることが考えられるのかどうか、御質問いたします。 122: ◯社会教育部長(小島 勲君) お答えいたします。  現在、NHK学園とは平成13年に契約の見直しをそういう形で収支差をいただくということで、5年間を見ておりますけれども、その先については、その時点で検討してみたいという考え方でございます。  また、もう1点の市民カレッジの方につきましては、これは市の主催コーナーになっておりまして、講師には、市内の見識者、主に文化財保護委員の方とか地質に明るい方、そういう方をお願いして講師に招いて、市が主催で行っていると。8教科、12単位、これを約2年間講習を受けていただきまして、それが出たら終了という形で、その後においては、カレッジを卒業した方たちが一般市民のボランティア的精神でそれぞれの地域で活動をしていただくという形を取っております。 123: ◯委員(御手洗武君) 資料の説明で 422ページに生涯学習講座NHK学園オープンスクール、合計2万2886名ということで、「60歳からの英会話」とか、いろいろずっと書いてありますね。いずれにしても2万2886名の方が利用しているんですね。ひとつ、後は要望で結構です。  平成18年度まで貸してあるんでしょうか。あきる野市の独自性を発揮した生涯学習というものも、もうそろそろ考えるべきではないか。 124: ◯教育長(小林嘉美君) NHK学園の発足の経過、そういったものにつきまして、確か前の議会でも多分、助役がお答えしていると思いますけれども、一つは、市ができないような高度な学習、そういったものを市民に提供していくというのも、これも一つの市の使命という形の中ではいいのかなという形で、これは発足しているという形で考えてございます。  そういう中で、毎年毎年、毎講座、毎講座かなりの方々があそこの中で勉強し、少なくともあそこの中で勉強した方々が、かなりの方々がまた、例えば、文化連盟の一員としていろいろな中で、文化祭だとかそういったもので発表なりをやっているわけですね。ですから、私は、NHK学園そのものが今、ひとつの生涯学習という面をとらえた場合に、やはり一つの形の部分を受け持っていただき、また市として、市は今、生涯学習計画そういったものをつくっておりますけれども、その中で市としてやるべきものをやっていくという形で、今、2本立てという形で進んでおりますけれども、非常にNHK学園そのものの評価、そういったものもかなりの評価を得ているのも事実でございます。  それから、あそこであきる野市民の方については、確か5%引き、そういう形で講習の費用も割引制度の中でやっていただいているということで、私は、生涯学習全般を見た場合に、ある一面では非常に効果があったし、またこれからも学習の効果というものは出てくるのかなという形で考えてございます。  出てくる問題というのが、非常にいろいろな形で、勉強そのものの範囲というのは非常に多様化しているという部分も、すべて行政がとらえるということはなかなかできないというものもあるかなという形で考えてございます。 125: ◯助役(荻原 尚君) 今、教育長が答弁したとおりでありますけれども、御手洗委員に一つだけ理解していただきたいのがあるんです。これはもう、スタート時点の基本的な問題ですから。  スタートした時点、これは市の生涯学習、教育という観点から寿大学があります。寿大学は、要するに、表現悪いかもしれませんけれども、レベルの低いというか、基礎的なものをまず学んでいただきましょうと。これは、市が当然負担していますから無料なわけです。その卒業した人たちをさらに生涯学習教育をやっていく必要があると。そのステージをつくったのがNHK学園なわけです。  主催事業と共催事業、それとNHKの独自のもの、この3本立てになっているということなんです。主催事業の中では市民カレッジ、人材養成入門講座だとかいろいろあるわけです。教育長が答弁しているように、NHK学園は、寿大学卒業生がお金を払いながらも、さらに自分の能力、身につけたいもの、レベルを上げるために、このステージは必要なんです。  そんなことで、確かにスタート時点は、NHK学園に市の方が負担するような形でした。ある程度軌道に乗った段階で「家賃も払いましょう」とこういうことで、これは小島部長の答弁したとおりですね。最初は、光熱水費の一部、で全体の光熱水費、次に家賃の収益の2分の1、こういうふうな流れになっていますので、御手洗委員御指摘の「ある程度負担するものはさせるようにしろよ。」とこういう考え方は全く同じであります。以上です。 126: ◯委員(影山 保君) 二つ質問があります。  最初に、先ほどキララホールの催事事業の問題で議論がありましたキララホール運営費に関してなんですが、 261ページ、キララホール管理運営経費の名誉顧問報酬60万円という話、これはかなり前にも議論がありまして、「どうしても顧問が必要なんだ」というお話を聞いたんですが、具体的に平成14年度はどんなお仕事をしていただいたんでしょうか。それから、どうしてもこの名誉顧問がいらっしゃらないとキララホールというのは運営できないのかどうか、この点についてお答えください。 127: ◯秋川キララホール館長(吉村文明君) お答えいたします。  あきる野市の市民文化ホールの設置及び管理に関する第4条で、「文化ホールに名誉顧問を置くことができる」という規定に基づきまして、開館当初は国立音大の学園長で、現在、新国立劇場の副理事長であります海老澤敏氏を当初からキララホールの名誉顧問としてお願いしているところは承知のとおりでございます。  では、これらについてどのような仕事をという御質問でございますけれども、開館当初、言い方は悪いんですけれども、田舎の町にあのようなすばらしいクラシックホールをつくるということで、ではそこへ呼ぶ人をどのようにして呼んでくるかしますと、クラシックなどをやるアーチストの方は、なかなか気高い人が多いので、全く無名のような所へはなかなか来ないというようなことで、言葉を変えると「箔をつける」という意味合いでそういった方を名誉顧問としてつけていました。一つのエンブレムですね。そういうことで、うちには海老澤氏、モーツァルトの研究者としては日本では第一人者であるという、そういうクラシックについて非常に明るい方を名誉顧問という形でできる規定により置いたと。  当初は相当の数行き来をし、いろいろな助言をいただいているということを聞いております。  最近につきましては、大分キララホールの名もいろいろを形で通りまして、その肩書がなくても何とかいけるかなというような自負もございますけれども、年に3、4回は行き来をしているという中で、多少なりとも助言は聞いておりますけれども、今後はこういう財政事情でございますので検討していきたいと考えております。以上でございます。 128: ◯委員(影山 保君) 確かに、名前でそういう催事事業が行われるというのはよくわかります。ただ、例えば、顧問弁護士を委託していますよね。75万6000円ですね。委託というのは、委任して物事を預け頼むことだと。報酬というのは、骨折りなどの対価として与える金品だとこういうことになりますと、じゃあ、名前だけで骨折ったよと、こういう評価でいいのかどうかということを考えますと、弁護士には75万円、名誉顧問には60万円、金額を比較すると、比較できないものかもしれませんけれども、こういう事情なものですから、もし、できる規定だったらやはり大いに、今、館長は検討してみるということなんですが、その点では、執行部の方の責任もあると思うんですが、どういうふうに考えていますか。 129: ◯助役(荻原 尚君) 吉村館長が答弁しておりましたけれども、キララホールができたとき、これは全く無名なわけですね。スタートした時点の比較、いろいろ視察に行った、影山委員も行かれていると思います。バッハホール、あそこがなぜあれだけ有名になっているかというと、やはり音響のすばらしさということがあるかと思うんです。それと同じような姿をキララホールはつくったわけです。「キララ」、いわゆる名前のごとくキララ、雲母ですね、きらめくと。やはりそういうふうな見方によっては、「余計なお金じゃんか。」というふうに思われるかもしれませんけれども、現在のキララホールを維持していくについては、やはり必要なものだとこういうふうに私は思っております。  特に、スタート時点の考え方からしますと、いろいろなアーチストが来られる。いろいろと録音等々されるについても、「海老沢さんがついているのか。」というようなことで、かなりPRにはなっているのかなとこう思っています。  いろいろ教育委員会とも十分協議しながらやっていきたいと思います。スタート時点のことも考え、今なおきらめくということを考えますと、必要なのかなとこう思っております。以上です。 130: ◯委員(影山 保君) 私は、確かにそういう価値もあると思って、催事事業を呼ぶことには非常にプラスにはなると思うんですが、ただ音響がキララホールは売り物だと。当時NHK専門に委託をしたわけですけれども、むしろ、かなり全国的には「音響のいいホール」こういうことで名前が通っているんですよね。だから、そういう面では今後は大いに努力していただいて、「できる規定」ですから、事情を話せば、私はわかってもらえるのかなと思いますので、ぜひ検討してください。  次の問題は、私は一般質問でお願いをしておいたことなんです。いきいきセンター、 275ページ、事務報告書は 400ページなんですが、あの当時、たまたまこの平成14年度は改修工事で4683万円出費しているんですけれども、福祉喫茶というか福祉売店というか、そういうものを設置してほしいというふうに。私は、ロビーの中だったんじゃないんですよ。質問は、1階屋外のプールの下、いわゆる大きな空間がありますね。あそこにそういうものを呼び込みができないのか、こういう趣旨で書いたんですが、「屋外」というのが抜けてしまったんです。したがって、答弁は「今は狭いから考えておりません。」とこういう答弁になったんですが、あそこにそういうものができないのかなというのが福祉の関係者、それからあの周辺のお年寄りからも希望があるんです。   400ページの事務報告書を見ますと、いきいきセンター施設利用状況、開館が 253日で、合計人数が2万9090人ですから、1日当たり 115名ぐらい。それから、グリーンスポーツ公園、これが約 101名ぐらい。 200人ぐらいがあの周辺で活用しているんですよ。  そんなことを考えたり、あるいはお店がありませんから、お年寄りの方が日用品をほしいという声が正直あるんです。そういう点で、1階屋外の空間を何とか工夫できないのか、こういう質問をしたんですが、質問の趣旨が不充分のためにすれ違った回答になってしまったので、「決算の時にお聞きします。」とこういうふうに言っていますので、聞かないと私の公約違反になりますから、ぜひ回答してください。 131: ◯社会教育部長(小島 勲君) お答えいたします。  たしか一般質問でいきいきセンターの話が出たのは覚えています。そういう中で、今御質問の屋外に福祉喫茶ができないかということの御質問ですけれども、あそこの場所につきましては、雨武主神社の方から借地していると、そこにいきいきセンターをつくるということで目的を書いてございます。そういうことも一つありますし、教育委員会として、現在、自動販売機が中にございますので、いきいきセンターの利用者はそれで十分ではないかということで、教育委員会としては、確かに、障害者の就労の場、理解はできますけれども、福祉喫茶を設置するという考えは現在ございません。 132: ◯委員(影山 保君) 社会福祉協議会としては、例えば、障害者の仕事を確保するという面だとか、そういう面から考えて検討をするということはできないでしょうか。 133: ◯社会福祉協議会担当参事(渡辺俊夫君) 現在、二つほどあるわけですけれども、それぞれが団体にお願いしながら、いわゆるあきる野市障害者団体連合会という一つの連合体がありますけれども、そこの中で協議しながら実施している状況でございます。  ただいまの質問ですけれども、現時点では、私どもで予測しながらとか、また現時点で協議するという段階ではございません。今の質問では「今後、いかがか。」ということですけれども、これについては、また機会を見ながら、委員長なり相談しながら、その受け入れ窓口があるのかどうなのか。実態を見ますと、現在、こちらの庁舎にも一つ、ふれあいセンターに一つございますけれども、実際にそこに担当する職員の数が足りていない状況があります。ですから、したがって、よく検討なりしながら結論を出させていただきたいなというふうに考えます。 134: ◯委員(影山 保君) わかりました。 135: ◯委員(御手洗武君) 今、いきいきセンターのお話が出ましたので、改修工事に4600万円かけて、確か説明では、今まであふれたお湯がそのまま流れてしまっていたと。それを循環方式にすることによって水が節約できるとか、お湯が節約できれば燃料費も節約できるということ。たしか、サウナも今度は男女一つづできて、二つできたというお話でございます。これも、当初、おふろをやっとあれでも二つにしたんですよ。男女混浴はいけないわけですから、だれが考えたって一つのサウナっていうのはあり得ない。  おふろもやっと二つにした。一つあれば、きょうは男性、あしたは女性とか、1週間でどうだとか、これはだめだと。おふろだけは何とか二つつくってくださいって。  それでできたんですが、問題はお金をかけました。平成15年1月10日まで休館。それ以後、お客さんの状況はどうでしょうか。  それと、燃料費というのは幾らか節約できたんでしょうか。 136: ◯体育課長(田中惟一君) お答え申し上げます。  平成14年の中でいきいきセンターの改造工事ということで行いました。その内容につきましては、今、委員がおっしゃるように、水の節約ということで循環ろ過装置をつけました。プールの水がオーバーフローした水につきましては、もう一度ろ過しまして戻すということで行っております。そのほか、2階のサウナが今まで一つでしたが、それを半分に分けまして、男女別に毎日使えるようにいたしました。  それから、あとトレーニング室にマッサージ器だとか、自動血圧計、そういうものも設置いたしました。それから、プールの中に長手方向に手すりも設置いたしました。そういうような健康増進施設として改造したわけでございます。  その中でどのくらいの利用があったかということでございますが、平成13年度と比較しましたらば、平成14年度につきましては、2カ月ちょっと休館しておりますが、平成13年度の1年間と平成14年度の9カ月半ぐらいを比較しました中では、特に、サウナ室の利用がこの10カ月半ぐらいで平成13年度よりは 229人多くなっているところでございます。したがいまして、今年度につきましては、さらに多くなるのかなという考えでございます。  あとはまだ10カ月ちょっとですから減っておりますが、特にサウナがふえているという状況でございます。  あと燃料でございますが、今年度はまだ比較ができませんので、燃料も今、特A重油を使っております。そういう中でも節約が期待されるところでございます。 137: ◯委員(御手洗武君) わかりました。サウナが二つになった。それから、おふろも今まで二つありますね。これで一対なんですよ。一つというのは、それは一つじゃないんだよ。それはいい。  もう一つ、要望して終わりますが、休憩がありますね。10分なり15分の。これは温水プールなんかですと、上からだあっと電熱でやっていますね。いきいきセンターはないんですよ、それが。それで、男女一緒ですから、泡が出る、ぶくぶくしているところが休憩所みたいなものなんですね。ところが、女性が何名か入っていますと、男性は入れなくなっちゃう。何かあの辺も、ぜひ考えていただいて、子供のプールが南側に出っ張っているんですよ。だから、あの辺へはあーっと暑くなるようなものを置けば、私は、なお重宝かなと思う。  どうも泡が出ているところが、何人か入っていますと、男性の方が遠慮しますね。女性の方がばあっと来てね、男性は慌てて出ちゃうような形になります。その辺は、個人差がありますけれども。  温かい休憩する場所もぜひ将来はつくっていただけるように要望して終わります。以上です。 138: ◯委員長(田野倉由男君) ほかに。戸沢委員。 139: ◯委員(戸沢弘征君)  281ページ、学校給食のことでお伺いします。  過去からかなりいつも話題になったのは、地元の農作物を学校給食にということなんです。(「賛成」と発言する者あり)年間で2、3回ぐらいしか使えない。それは大体品ぞろいという問題がある。しかし、努力はされていると。肝心な「トウモロコシは」ということになると、トウモロコシは違うんだという話になったんですね。なんで違うのかというと、トウモロコシを最初から折ってあった方が付加価値を生むことができる。それから、品ぞろえをする上で冷凍がいい。こんなことから、たしか地元のトウモロコシを使わなかったというような話を聞いているんですが、実際のところどうなんでしょう。年間、何回ぐらい地元の農作物を使っているか、それを聞きたいです。前進しているのかどうか、過去よりも。 140: ◯学校給食課長(栗澤淳一君) 地元の農産物につきましては、先ほど戸沢委員もおっしゃられたとおり、数量の問題が一番ネックとなっております。  現在利用しているのは、春にとれるノラボウです。これに関しましては、農協にお願いして第1、第2、五日市の学校給食センターで、日をかえて使っております。  トウモロコシの件につきましては、ことしもそうだったんですが、ぜひセンターとしては地元のを使いたいということで農協にお願いしました。以前からお願いはしているんですが、いつもの答えは「数がそろわない」ということで、ちょっと向こうからお断りというような形になっております。以上です。 141: ◯委員(戸沢弘征君) 小学校の場所にもよるんですけれども、すなわち通学途中に芋畑があったりトウモロコシ畑がある。そこで、地元の農家のおじさんが一生懸命汗をかいて農業をやっている。その生産物を学校給食で食べるということがどんなに生涯教育と言いますか、食文化と言いますか、そういう点で大事だということは、今までも論じ合ってきたところだと思います。  そこで、私もそういう角度でいろいろ他の自治体等を見ますと、前々年度に申し込んじゃうんですね、給食センターが。賄いを集める方が。いわゆる、ことしは、ことしじゃない。ことしは2年後の、例えば、よくわからないんだけれども、7月25日と9月いつにトウモロコシを出したいとか、それから、ジャガイモについては、収穫された後の、ちょうど6、7月の新ジャガを何キロ用意しておいてくれというようなやり方を前々年度でやるという話を聞いて、これは浜松の方なんですけれども、そういうやり方というのは可能なはずだなというふうに思いました。  それから、合わせて農業者の方もそういうことへは協力したいという声もあります。
     だから、そういった意味では、困難な壁はあるけれども、突破できる環境もないわけではないので、どうでしょう。ノラボウだけじゃなく、さらにサツマイモ、「食べない」という子もいるかわからないけどね。サツマイモ、トウモロコシ、ジャガイモ、このくらいは可能だと思うんですが、どうなんでしょう。 142: ◯学校給食課長(栗澤淳一君) 量が十分賄えることが明らかであれば、とにかく日々の給食につきまして、当日、材料が集まらないということで、児童・生徒に迷惑がかかってはこれは一大事でございますので、その辺を十分考えた上で、季節とかそういうものも影響なく供給されることが明らかとなれば、その辺のところは考えていきたいと思います。 143: ◯委員(戸沢弘征君) ぜひ、難しいですよ。ことしの夏みたいに冷夏になっちゃって、それでレタスなんていったら 280円ぐらいしちゃったりして話にならない。 100円だったのが。だからそういう単価の問題もあるでしょう。だから、かなり困難が伴うことは間違いないけれども、非常に大事なのは、そういう学校給食費の値上げの際にも議論になったと思うけれど、賄い費に全額充てていくということから給食の値上げが認められた。同時に、それは学校の食の文化ということが論じられた。そうすると、給食センターは、今までどおりのやり方で、品がそろわないというだけじゃなくて、事によったら、この秋留台地から若干外れるかもしれないけれども、青梅とか八王子とかの農作物だって集めるということを考えればいいと。必ずしも秋留台地の農作物じゃなくてもいいというふうに考えるので、地元の農作物を食べていくという指向、ぜひ期待したいと思います。以上です。 144: ◯委員長(田野倉由男君) ほかに。  以上をもちまして、議案第50号平成14年度あきる野市一般会計歳入歳出決算の質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 145: ◯委員長(田野倉由男君) ここで職員の入れ替え等がございますので、2時まで休憩といたします。                               午後1時45分 休憩          ────────── ◇ ──────────                               午後2時00分 再開 146: ◯委員長(田野倉由男君) 再開いたします。  次に、議案第51号平成14年度あきる野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず渡辺市民部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。 147: ◯市民部長(渡辺 孝君) それでは、国民健康保険特別会計決算の概要につきまして御説明いたします。決算書は 290ページ、事務報告書は 114ページからでございます。  国民健康保険につきましては、長引く景気の低迷の中で企業倒産やリストラなどによる被保険者の増加や高齢化の進展により医療費の増大を招いている現状など、大変取り巻く状況は以前にも増して厳しさを増しております。  このような中、平成14年度の大きな特徴といたしましては、療養給付費の支払が4月診療分から3月診療分の12カ月ベースだったものが、4月診療分から2月診療分の11カ月ベースに変更となったことなどでございます。  また、医療費適正化対策や収納率向上対策などに取り組み、国民健康保険事業の円滑な執行に努めてまいりました。  歳入につきましては、保険税の調定額は、前年度と比較して11.6%の増で、収入済額では12.4%、収納率も 0.6%それぞれ増となっております。  国庫支出金につきましては、老人保健分や介護保険分などの国庫負担金や普通調整交付金の国庫補助金の増などによりまして 2.3%の増となっております。  都支出金につきましては 3.4%の増となっております。  歳出につきましては、保険給付費が前年度に比較しまして 6.1%の減となっておりますが、これは先ほど申し上げましたが、療養給付費の支払が12カ月分から11カ月分に変更になったことが主な理由でございます。  老人保健拠出金が22.4%の大幅な伸びとなっておりますが、理由といたしましては、平成12年度分の清算額が大きかったことでございます。  また、平成14年度末には新たな高齢者医療制度の創設、保健運営団体の再編、統合、診療報酬体系の見直しについての医療制度改革の基本方針がまとめられ、平成20年度に実現を目指すことになっており、それに伴い今後数年、国民健康保険をとりまく情勢は大きな転換期の渦にあり、予断を許さない状況が続くものと思われます。  いずれにしましても、関係機関と連携を密にしまして、国民健康保険事業の健全かつ適切な運営を目指してまいりたいと考えております。以上でございます。 148: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。山根委員。 149: ◯委員(山根トミ江君) ただいま説明がありましたように、いろいろ制度が変わりまして非常に難しいです。そこで幾つか数字的なものを5点ほどまとめてお聞きしたいというふうに思います。  まず最初の質問なんですが、平成14年4月から国民健康保険税の料金改定が行われました。改定率9.48%だったように記憶しております。この影響額、約1億5000万円だったと思いますが、正確な数字がわかりましたらお願いします。これが1点目です。  2番目は、今の報告にもございましたけれども、リストラなどにより国民健康保険加入者が年々増大しているというふうな報告がございました。平成13年度比何人ぐらい増加したのかということとその金額、おわかりになりましたらお願いします。これが2番目です。  3番目に、やはりこの医療制度改革によりまして、平成14年10月からだったというふうに思います。年金者控除がなくなりましたよね、17万円というのが。これによりまして、65歳以上の方が自動的に保険税が上がりましたけれども、この金額は幾らぐらい影響があったのかなということが3番目です。  4番目にお聞きしたいのは滞納額なんですが、先ほどの報告にもありましたけれども、一生懸命収納に御苦労さまです。担当の方、収納率を上げるために一生懸命努力されておりますけれども、なおかつ滞納額が多いですよね。3億9798万4814円、不納額におきましては、5200万円ありますから、両方入れると相当な金額になりますけれども、この要因はどんなことにあると考えるか、そして窓口にはどんな相談がきておられるのか、もしわかりましたらお願いします。  5番目の最後の質問なんですけれども、高額療養費の支払いなんですが、2億7867万2358円ございます。 314ページです。これは前年比、ふえたのか、減ったのか、その辺のところをお聞かせいただきたいと。  5点につきまして、主に数字の問題でお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 150: ◯保険年金課長(山下一夫君) お答えいたします。  まず、1番目の平成14年4月1日からの国民健康保険税の改定の影響額ということでございますが、私ども今、委員の方から1億5000万円ということだったんですけれども、実際、増減額としては1億5221万6000円です。 151: ◯委員長(田野倉由男君) 数字はゆっくりしゃべってください。 152: ◯保険年金課長(山下一夫君) 1億5221万6000円でございます。よろしいでしょうか。  あとは被保険者数の増ということでございますけれども、平成14年3月末には2万6664人、平成15年3月末が2万9016人、都合 1,352名、この方の被保険者数が伸びております。  あと17万円の年金の関係ですけれども。 153: ◯委員(山根トミ江君) ふえた分の保険税の金額などおわかりになりますか。 154: ◯保険年金課長(山下一夫君) 一概にちょっと出しておりません。  公的年金の控除の関係では3562万5000円と踏んでおります。よろしいでしょうか。  次に、収納率でございますけれども、要因としましては、不景気、それとリストラによる現金、キャッシュがないということ。それとあとは、窓口に相談に来られている方の場合は払いたくても払えないというお話がございますので、私どもとしましては、一括ではなくて結構ですから、期別、8回あるんですけれども、それについても分納でお願いしたいという話はしております。  それと高額療養費でございます。高額療養費につきましては、若干上がっております。よろしいでしょうか。 155: ◯委員(山根トミ江君) ただいまの報告にもありましたように、特に滞納者、ここがいろいろ不景気のためにリストラで収入がなくなってしまったとか、そういうことで窓口にもたくさん相談の方が来られるそうです。本当に担当の方も御苦労だと思います。どういうふうにして収納率を上げるのかということで、相談をされるとリストラで収入がないと。払いたくても払えないいうことで、分割でもいいというふうなことで努力している。本当に私、御苦労さまなことだと思います。  国民健康保険税、また引き上げになりましたね。低所得者ももちろん大変なんですけれども、中間所得層の人もかなり国民健康保険税の請求書を見ておわかりだと思いますが、大変だというふうに思います。ですから、この国民健康保険税の引き上げが払えない人を一層多くするといいますか、そういう意味で、滞納者を減らせば上げなくても済むということも考えられますよね。ですから、上げればまた滞納者が、払えない人が出てくる。悪循環が各地で起きています。そういう問題をぜひ考えていただきたいというふうに思うんですけれども、その辺のところはいかがお考えでしょうか。保険税を上げれば、また払えない人が出てきますよね。ですから、少しでも滞納者を減らす意味からも、この保険税の負担を軽減することも考える必要があるのではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 156: ◯市民部長(渡辺 孝君) お答えいたします。  国民健康保険特別会計でございます。御承知のように独立採算というのが原則でございます。それと相互扶助の精神に基づきまして医療、病気、出産、死亡というものの給付を行っているものでございますので、こういう中で会計的には大変苦しいわけでございます。相互扶助の精神、こういうものを前提に何とか納めていただくと。赤字になりますと、保険税を上げるしか方法がないのかなというふうな考え方を持っております。以上です。 157: ◯委員(山根トミ江君) 1点だけで終わりにさせていただきたいというふうに思いますけれども、「相互扶助の精神」といつもいつもそういうふうに言われますけれども、やはりこの医療費、社会保障の面からも安心して医療にかかれる、そういうことで努力している市町村も長野県の方は結構あります。病気にならない努力をして保険税を引き下げて、できるだけ医療の出費を減らすというようなことを努力している市町村もたくさんございます。そのようなことも考えながら、今後ぜひ検討していただきたいということを申し上げまして、この件については終わります。 158: ◯委員長(田野倉由男君) ほかに。御手洗委員。 159: ◯委員(御手洗武君) いつも同じような質問でございます。 317ページの出産育児一時金支給4500万円。資料を見ますと 116ページ、 150件、30万円かける 150件で4500万円。今回共産党さんから意見書だか決議書だかありますけれども、その中にもあります。出産費というのは非常に今、阿伎留病院はともかく、ほかの産院が非常に豪華になりまして、やはりそういうところで産みたいという若いお母さん方の希望がありまして、御多分に漏れず、うちでも次男の嫁がそういうところでしました。そんなことで、これは30万円というのは隣接の市町村と比べて平均なのか、もっと高いところがあるのかどうか、ちょっとお聞きします。 160: ◯保険年金課長(山下一夫君) お答えいたします。  30万円というのは通常の金額でございますけれども、中には国立市、小金井市、東大和市この3市が32万円です。他の22市は30万円でございます。ちなみに23区は35万円ということでございます。  失礼しました。あと32万円のところは、平成14年度で羽村市が32万円になっております。以上でございます。 161: ◯委員(御手洗武君) 2万円か5万円の高いというお話でございます。ここの席へいる中で余りそれは関係ないかななんていうふうに思いますが、それはそれでいいですが、ぜひ子供さんがふえるというのが、町の形態で一番いいわけですね。それは、若夫婦に住んでいただく。そして子供ができる。そして人口がふえていく、これが理想的なんです。だから、やはりこれからの自治体というのは、若夫婦が住む、こういう自治体でないと、人口が減っているんですから、やはり隣接の市町村と比べてこういうものに力を入れていった方が、私は、あきる野市はふえるのではないかと。そういうことで、ぜひ2万円でも5万円でも、やはり平成16年度はそういうことを踏まえて予算編成の中で考えてみてください。  人口が減るというのは、やはりいろいろな面で負担が多くなるわけですよね。だから、なるべく1人が2人、2人が3人産む。それから、若い夫婦が来る、こいうことを考えてぜひその辺の2万円か5万円の差、それは合計しますと 100万円か 150万円の差だと私は思います。その辺で 450万円の不用額が出ているようでございますから、ぜひ御検討を願いたいと。以上でございます。 162: ◯委員(宮沢洋子君) 今、出産一時金が出ましたので、それに関連して質問させていただきます。  政府の方では2001年から出産貸付制度がスタートしていますけれども、これは各自治体によってまちまちですね。あきる野市の窓口に行きましたら、出産一時金の趣旨に反するので、あきる野市の場合は、出産したら「出産証明書があれば退院まで間に合うように支給する」とこういうお話でした。  市民からの要望は、出産前にお借りしたいということなんです。この政府の出産貸付制度は、出産予定日の1カ月前、もしくは妊娠4カ月以上、こういった方に8割の24万円を貸し付けて、あとは30万円下りるときに差し引いて6万円をいただくということで、金額的には私は負担にはならないと思うんですけれども、あきる野市は今後ともそういう考えでいくのか。やはり市民要望の中に、数は多くなくてもあるんですけれども、こういうことを考えていかれるのか、ちょっと御見解を伺います。  そして、国の方からどのように各自治体の裁量に任せられているのか、その辺もちょっとお聞きしたいと思います。 163: ◯保険年金課長(山下一夫君) お答えします。  宮沢委員の出産一時金の貸付の関係なんでございますけれども、あきる野市では、出産証明があれば、そのとき現金でお支払いをしております。  実際かかる費用というのは、退院されるときにお金をお支払いすると思いますので、現在は貸付ということは考えておりません。以上でございます。 164: ◯委員(戸沢弘征君) 初歩的な質問なんですけれども、今、山根委員からも医療費、払えない。払いたくても払えない、こういう状態の人というのは結構今出てきていると思うんです。  実は、私もある市民から相談があったときに「あなたのところは 140坪ぐらい土地があるんだから、とにかく督促、催告が来て、次は差し押さえだ。」というふうにがーんと言ったんですよ。駐車場にもなっている場所があるから、「ここもう少し広げて駐車場にしろ。」なんていう話をしたんだけれども、よくよく考えてみると、今、医療費について減免、それから、むしろ取らなくていい仕組みの凍結するというか、そういう制度というのがあるはずでしょう。そうしないと、これどうしようもないんだよね。「死ね」というのと同じだからね。「病院行くな」ということになるわけで。資格証明ということになったりして、それも払えないわけだし。  私は、税の減税、減免、そういう制度があってしかるべきだということが一つ。そういうことでは、他市と比べてあきる野市はどういう位置にいるのか、それが一つ。  もう一つ、医療費が払えない。しかし、医療機関に行かなければならいという場合は、国民健康保険の枠の中で守るのではなく、生活保護の中で、私は「医療扶助」ということで守るべきものもあるんじゃないかと。いいですか、生活保護というと全部を、七つぐらいの扶助がありますけれども、それの中の医療費扶助だけを取得させる、そういう手立てというのはないものなのかなと思うんですが、そのことをお伺いしたいと思います。ちょっと生活保護のことも入ってしまうので難しいんですけど、答えられます?  質問の趣旨、減免の制度か生活保護で対応ということはできないかということです。 165: ◯保険年金課長(山下一夫君) 私どもでは、ちょっと生活保護の方は違うんですけれども、国民健康保険としましては、減免の制度はございます。実際、平成14年度も12件ございました。総額で26万4900円でございます。1回課税して減免ということになりますので、最初から減免ではないです。 166: ◯委員(戸沢弘征君) 課税して減免。 167: ◯保険年金課長(山下一夫君) それで、私どもの方に相談なり、理由を証明していただく書類を持ってきていただければ、御相談に応じて減免等はさせていただいています。以上でございます。 168: ◯生活福祉課長(私市 豊君) お答えいたします。  医療短給補助ということでそういう制度がありますので、医療だけで生活保護を受ける方、いらっしいます。ですから、そういう形で適用は可能だと思います。 169: ◯委員(戸沢弘征君) たしか、そういう制度があると私は思っておりましたけれども、しかし、ワンセット、生活保護ということで住宅扶助、もちろん今の医療扶助、それから生活していく1類、2類、そういうのを全部入れていくんですけれども、こういうような事態で病院にもかかれない、国民健康保険も「あなただめ」というときに、何かやはり救済措置を考えた結果、私はこんなことを言っているんですよ。ちょっとこの趣旨に合わないかもしれないんだけどね。その中でどうやったら救えるかという立場で、私が担当窓口や滞納の人に当たっていく場合、そういう気持ちを持っていくというか、「何で払わない。」という態度で行くのか、それとも「あなたの生活をどうしたら更生できるか。」ということで行くのかで、私はそこに血脈があるのではないかと思うんです。市民と行政との関係で。それがとかく書類だけの指導というのになってしまったり、窓口の対応もそういうことになっているんじゃないかなと。私、ちょっときのう言いましたっけ、「ありがとう」の精神ですよ。市民に対して行政、我々行政に携わる者は「ありがとう」という姿勢で市民に接するということは大事だと思うので、あえてこのことは強調しておきたいと思います。 170: ◯委員長(田野倉由男君) ほかにないようです。これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 171: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第52号平成14年度あきる野市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず吉野福祉部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。福祉部長。 172: ◯福祉部長(吉野俊郎君) それでは、御説明いたします。決算書は 326ページから、事務報告書は 205ページから 207ページでございます。  平成14年10月の老人保健法の改正により、老人医療受給対象者の年齢が「70歳」から「75歳」になり、10月以降は、65歳から70歳未満で障害認定を受けた方と転入者を除き75歳の年齢到達による新規受給者がいないため、平成14年度の受給者数は8360人で、平成13年度と比較して4人の増となっております。平成14年度の受給件数は22万9518件で、平成13年度と比較して1万3628件の増となっております。  歳入決算額につきましては、平成13年度と比較して 0.3%の増であり、歳出決算額につきましては 0.2%の増となっております。  歳入の主なものは、支払基金交付金34億4144万4000円で、歳入総額の68.9%を占めております。支払基金交付金につきましては、老人保健法の改正により平成14年度から交付率が段階的に変わり、年次的には交付金は減少していきますが、国や都、市の負担金は増加してまいります。  歳出の主なものは医療諸費で、49億5856万8749円で、前年度と比較して 0.6%の増となっています。この要因は、医療受給者の高齢化に伴う受給件数の増加と、老人保健法の改正に伴う平成14年10月診療分以降の高額療養費の増加によるものと思われます。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 173: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。  質疑がありましたら、どうぞ。              (「なし」と発言する者あり) 174: ◯委員長(田野倉由男君) ごれで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 175: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第53号平成14年度あきる野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず吉野福祉部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。福祉部長。 176: ◯福祉部長(吉野俊郎君) それでは、御説明いたします。  介護保険特別会計は、「保険事業勘定」と「介護サービス事業勘定」とに分けております。  まず「保険事業勘定」でございますが、決算書は 346ページ、事務報告書は 209ページからになっております。  初めに、あきる野市の介護保険における65歳以上の方、第1号被保険者数は、平成15年3月31日現在、1万2921人で、要介護、要支援認定者数は 1,598人でございます。  歳入のうち保険料につきましては、介護保険制度の創設以来、国が一部を負担するという特別対策が取られてまいりましたが、平成13年度で終了し、平成14年度からは本来の保険料額となりましたので収納率が懸念されたところでございましたが、現年度分の普通徴収におきましては95.7%、全体では99.2%という状況でございました。  また、歳出における給付費につきましては、平成14年度末で在宅サービス、施設サービス合わせまして 1,185人の方が介護保険のサービスを利用され、保険給付費は23億 386万 273円でございました。  次に、「介護サービス事業勘定」でございますが、決算書は 380ページから、事務報告書 202ページでございます。  本事業につきましては、三つの施設で延べ 5,064人の方に御利用をいただきました。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
    177: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。  質疑がありましたら、どうぞ。              (「なし」と発言する者あり) 178: ◯委員長(田野倉由男君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 179: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第54号平成14年度あきる野市戸倉財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず浦野総務部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。総務部長。 180: ◯総務部長(浦野龍治君) 平成14年度のあきる野市戸倉財産区特別会計決算につきまして御説明申し上げます。決算書は 398ページから、事務報告書は74ページでございます。  まず、歳入でございますけれども、主なものとしまして、残留緑地緑化保全料 533万 376円、及び採石用土石売払収入2340万9000円、これが主な収入となっております。収入総額に占める割合は70%でございます。  続きまして、歳出でございますが、戸倉財産区は緑を守ることが目的の一つでございますので、育成途上の保育管理としまして 950万4000円の経費により下刈り、間伐等の作業を行い、緑の保全に努めているところであります。  また、地域住民の福祉の増進等に要する事業経費が 667万9000円の歳出となっております。  以上、歳入歳出の主なものにつきまして御説明いたしました。以上でございます。 181: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。  質疑がありましたらどうぞ。二宮委員。 182: ◯委員(二宮和子君) 戸倉の採石場のところは、行き止まりになっているというか、余りふだん通過するところではないんですけれども、たまに行ってみますと、山肌が随分岩が出ていて、なかなか緑化が戻らないのかなというふうに思うんですが、今後はあそこはどのように緑化が元に戻っていくようになっているのか教えて下さい。 183: ◯総務部長(浦野龍治君) 御答弁申し上げます。  緑化についての御質問でございますけれども、戸倉財産区の中で関係業者ともいろいろ打ち合わせの中で、しかるべき方法によりまして段階的に緑化の復元に努めていきます。 184: ◯委員長(田野倉由男君) ほかに。  質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 185: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第55号平成14年度あきる野市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず小山田都市整備部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。 186: ◯都市整備部長小山田良徳君) 平成14年度あきる野市下水道事業特別会計の決算について御説明いたします。決算書は 420ページ、事務報告書は 290ページから記載されておりますので御参照いただきたいと存じます。  市の下水道は、流域関連公共下水道として全体計画面積は 1,923ヘクタールとなっており、平成14年度末でそのうち 1,147ヘクタールの整備が完了し、普及率は約83%となっております。  平成14年度は、平成13年度に市街化区域の整備がほぼ完了したことから、市街化調整区域の整備を進め、汚水管布設工事29件、延長1万 708メートル、整備面積34ヘクタールを施行いたしました。今後も引き続き市街化調整区域の整備を進め、供用開始区域の拡大を図っていきたいと考えてございます。以上でございます。 187: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。  質疑がありましたらどうぞ。影山委員。 188: ◯委員(影山 保君) 順を追って幾つか質問したいんですが、今、部長が答えました事務報告書の 290ページにあります。平成14年度は29件、延長が、今言われました1万 708メートルと、面積は34ヘクタールですが、整備率は20%伸ばしたわけですけれども、これは当初の計画どおりだったのか、あるいはなかなか計画どおりいかなかったのか。もっと予定をしていたのかどうか、この点についてお答えください。 189: ◯都市整備部長小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  担当部といたしましては、一つの考え方を持ってございまして、面積で約30ヘクタールぐらいを整備していきたいというふうなことを考えてございましたが、経済状況、こういった関係も含めまして財政的な問題、こういうものがございまして、おおよそ20ヘクタール整備をしていくということに方針を定めて整備をしてまいりました。以上でございます。 190: ◯委員(影山 保君) それはいいです。  決算書の 430ページ、下水道使用料、補正予算で6800万円、これは平成15年の3月議会のときに補正予算で組んだんですが、同時に一般会計繰入金に戻したのが、当時は6835万円なんですが、これは例の富士通の下水道料金の算定ミスだというふうに、私は当時記憶があるんですが、その辺をもう少し説明していただけませんでしょうか。 191: ◯下水道課長(丹生重吉君) 答弁させていただきます。  富士通の関係は、当初のものから実績数値をもとにして出したものです。以上です。 192: ◯委員(影山 保君) たまたま平成14年度は下水道料金が値上がりされたものですから、この6800万円という補正予算のこの数字は富士通のとは違うんですか。 193: ◯下水道課長(丹生重吉君) 補正予算の6800万円については、富士通の伸びということになります。 194: ◯委員(影山 保君) わかりました。  それから、事務報告書の方がわかりやすいので 292ページ、ここに、「地方債の現在高状況」が出ております。平成13年度末から平成14年度が地方債の発行額7億2800万円、平成14年度の元利償還金、元金と利子合わせて18億4400万円というふうになっているんですが、いかに利子が単年度で10万円を超える、利息だけで。差引現在高が 286億4386万1000円と。昨日は一般会計、普通会計でも市民1人当たり約36万4000円という話がありましたが、この下水道も一人当たりで計算し直しますと35万8000円になるんですね。市民1人当たり。いかに下水道事業がお金がかかるかというのは、この数字を見てもよくわかります。  下水道が始まって18年くらいになるんでしょうか。大体下水道管というのは耐用年数が約50年というふうに言われております。毎年毎年、借金をしながら返済をしていく。返済の額が多いわけですから、一貫して借金はしていかなければならないと。こういうことになるわけで、いわゆる返済のピーク時が何年後ぐらいに迎えるのか。  間もなく、それが終わっても耐用年数が50年だとすると、また新たに借金をし直して下水道管をかえていかなければならない、こういうふうになっていくのかなというふうに思うんですが、その辺について説明していただけないでしょうか。 195: ◯下水道課長(丹生重吉君) お答えいたします。  ただいま部長の方から20ヘクタールずつ整備をしていくと言った中で、うちの方で試算した数値で申し上げますと、起債の償還のピーク時は平成28年になります。額にいたしまして21億6600万円ほどの数字になるかと思います。  それともう一つ、耐用年数が50年という話が出ておりましたが、今、都道府県構想などの費用対効果の数値で言いますと、パイプ、管渠の耐用年数が72年というふうに伸びております。いずれにしても、使っているものですから、管は消耗します。そういったことから更生しなければいけないというふうに思っています。以上です。 196: ◯委員(影山 保君) 最後にしますけれども、事務報告書の 292ページの一番上に「地方債の状況」で発行状況が書いてあります。ほとんど5年据え置きで30年、しかも、大体政府資金を借りているわけですけれども、これまでいわゆる利率、高い利率で借りざるを得ないという状況だと思うんですが、利息の高い借入の内訳等、何か出ておりますか。  私の知る範囲では、 6.5%を超えている利息もあったのではないかというふうに思うんですが、例えば、4%未満、5%未満、6%未満とか、あるいは以上でもいいんですが、何か数字は持っていますか。 197: ◯下水道課長(丹生重吉君) お答えいたします。  利率については、確かに高いものもありますが、政府債については借り換えができない状況になっております。現在、東京都の振興基金の2100万円ほどを借り換えしております。金融公庫については、7%以上の金利で借りている場合は借り換えができるという状況になっておりますが、あきる野市で借りている分については、それに該当しておりませんので、今のところ借り換えるものはないというふうに思っております。以上です。 198: ◯委員(影山 保君) 今言われたように、確かに、7%以上は私もないと思います。 6.5%以上が若干あるんじゃないかというふうに思いまして、やはり非常に矛盾をしている感じを受けてしょうがないんですよ。今、利率が安いだけに。そういう点では、これは政府を動かしていく、そういう一つの課題かなというふうに思いました。  いずれにしても、監査報告書の50ページで、歳入歳出の表がありますけれども、この年はどうしても使用料が上がったために全体の構成比が使用料・手数料だけがプラスになって、あとは全部減額になっているのを見ますと、お金はかかるからやむ得ないという議論にもなるんでしょうけれども、ぜひ今後は値上げはしないようにしてほしいなというふうに要望しておきます。以上です。 199: ◯委員(宮沢洋子君) 1点お聞きします。調整区域の方に整備が入っているんですけれども、調整区域の、もちろん財政状況を勘案しながらということをおっしゃっていましたけれども、整備計画というのはできているのでしょうか。  と言いますのは、あちこちで「うちの方はいつ入るんだろう。」という声をよく聞くんですね。例えば、盆掘なんか行くとね、「うちの方はいつ入るんだろう。」と。やはり生活設計もありまして「知りたい」というのはあるんです。もちろん、計画どおりにはいかない、そのときの経済状況、財政状況もあると思いますが、現段階では、私は、住宅が密集している区画、そういうところが今、優先的に始まっているとはお答えしているんですけれども、整備計画ができていたらお知らせ下さい。 200: ◯下水道課長(丹生重吉君) お答えいたします。  委員御指摘のとおり、市街化区域に隣接して人口密度の高いところを優先して整備を進めているところでございます。  事業計画につきましては、当初、もう少し高い数字で整備する計画でおりましたけれども、今の方針ですと20ヘクタールずつ整備していきますと、やはりちょっと長い期間の整備状況になります。平成30年代に入るかというふうに思っています。以上です。 201: ◯委員(宮沢洋子君) 30年というのはわかったんでけれども、大体大まかに、密集地ではないけれども、この辺の地区は大体いつごろというのはわかるんですか。 202: ◯下水道課長(丹生重吉君) 現在、事業認可、下水道法で「ここをやりますよ。」といった事業認可区域につきましては、おおむね市の方の3カ年の実施計画で出しております。その程度のものはわかりますが、それ以後のものについては、先ほど言いましたように平成30年代まで入りますので、この地区、この地区をやりますということになりますと、いろいろ問題が生じるかと思っておりますので、明らかに答弁できませんのでよろしくお願いします。 203: ◯委員(宮沢洋子君) わかりました。 204: ◯委員(戸沢弘征君) 短く聞きます。行政区域に下水道、しかも、先ほどの答弁を聞いておりまして、なおそう思うんですが、区画整理区域、ずばり言いますと、私は瀬戸岡に住んでいるからよくわかるんですけれども、東地区の調整区域も下水道の計画に入っていますね。大変ありがたく思っております、地元としても。そういう角度から考えてみると、引田の30ヘクタールの区画整理を考えると、北口の住宅地域の下水道というのも、やはり人質みたなことではなく進めるという、どこの時点で進めるかは別です。よく検討する必要がありますけど。進めるときは、市街化にならければしないというやり方では間に合わないわけで、現に東地区ではそういう計画が出ているわけですから、一貫性がなくなるんですね。  その辺で、私なんかは神明台、西神明という天神霞地区ですけれども、下水道が進みましたよ。調整区域で、しかも、市街化区域になると同時に30メートル道路の延伸計画があったんですけど、入ったんですね。だから、前の例で見るとそういうところもあるんだから、引田の北口についてもやるべきだと。いつからやるかは別ですよ。そういう考えに立っていただけないんでしょうか。  だって急がないと、急ぐことが借金返済になるんですよ。東地区は区画整理の場所に下水道が入り始めるという計画があるんです。 205: ◯委員長(田野倉由男君) 都市整備部長。 206: ◯都市整備部長小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  武蔵引田駅の北側の一角の下水道の整備でございますが、御承知のとおり区画整理事業のお願いをしているところでございます。  その中で、「いつやります。」というふうなことではなくて、二重投資にならないように効率的に行っていきたいというふうに考えておりますが、ただいまも答弁しましたように、基本的な考え方です、これ。調整区域を始めておりますから、いずれはやるんだというふうには思います。ただし、武蔵引田駅の北側につきましては、本当に話が始まった最中でございますし、おかげさまで18名の方とも第1回の話し合いができたということでございますから、結論はもう少し先にさせていただきたいというふうに思います。 207: ◯委員(戸沢弘征君) これは意見で結構です。仕方ない。見解が違うから。  要するに、人質論というのはやめた方がいい。だから、「二重投資」という言葉も、これはちょっと考えた方がいい。そうしないと、とてつもない暗礁に乗り上げる可能性がある。過小宅地は。だから、どこのところから引くかという問題で、若干の二重投資にはなるだろうけれども、同意を得て、理解を得て進めていく、そういうことをしないと、やはり天神の場合もそうでしたが、秋川駅の南口もうまくいかなかったのは、それが原因ですよ。下水道の問題だったんです。人質論なんですよ、あれも。だから、あんまり「人質」とか「二重投資」というのは考え直した方がいい。それを言うのだったら、温浴施設より下水道なんだよ。調整区域の。本当にそうなんだから。その方がよっぽど切実に求められている。  だから、ある宣伝カーが来て、調整区域でもし言ってみなさいよ。「何で下水道を先にやらなんだ。」こういう声が出てきますよ。だから、そういった点で、ちゃんと説明責任を持ってやってもらいたい。そのことを強調しておきます。              (「なし」と発言する者あり) 208: ◯委員長(田野倉由男君) これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 209: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第56号平成14年度あきる野市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず小山田都市整備部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。都市整備部長。 210: ◯都市整備部長小山田良徳君) 平成14年度あきる野市受託水道事業特別会計の決算について御説明申し上げます。決算書は 444ページ、事務報告書では 299ページから記載されてございますので、御参照いただきたいと存じます。  市の水道は、東京都水道局からの受託水道事業として事務事業を行っております。給水区域内の普及率は 100%であり、平成14年度の給水は2万9756世帯、7万9981人に対して給水を行っており、1日当たりの平均給水量は3万1363立方メートルとなっております。平成14年度の配水管工事につきましては、道路、下水道等の工事に関連して配水管移設工事等22件、 1,986.5メートルを施行いたしました。また、安定給水を図るため、都市計画道路や市道に配水管新設工事を28件、 4,025メートルを施行いたしました。  今後も安定的な給水ができますよう、東京都水道局と調整を図ってまいります。以上でございます。 211: ◯委員長(田野倉由男君) 説明が終わりました。             (「質疑なし」と発言する者あり) 212: ◯委員長(田野倉由男君) 質疑なしと認めます。  これですべての付託案件について質疑を終了いたしました。          ────────── ◇ ────────── 213: ◯委員長(田野倉由男君) これより採決を行います。採決につきましては、個別に行います。  議案第50号平成14年度あきる野市一般会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 214: ◯委員長(田野倉由男君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 215: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第51号平成14年度あきる野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 216: ◯委員長(田野倉由男君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 217: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第52号平成14年度あきる野市老人保険特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 218: ◯委員長(田野倉由男君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 219: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第53号平成14年度あきる野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 220: ◯委員長(田野倉由男君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。
             ────────── ◇ ────────── 221: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第54号平成14年度あきる野市戸倉財産区特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 222: ◯委員長(田野倉由男君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 223: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第55号平成14年度あきる野市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 224: ◯委員長(田野倉由男君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 225: ◯委員長(田野倉由男君) 次に、議案第56号平成14年度あきる野市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 226: ◯委員長(田野倉由男君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 227: ◯委員長(田野倉由男君) 以上をもちまして付託案件審査はすべて終了いたしました。  次に、その他でございますが、何かございますでしょうか。              (「なし」と発言する者あり) 228: ◯委員長(田野倉由男君) ないようであります。          ────────── ◇ ────────── 229: ◯委員長(田野倉由男君) 大変長時間にわたりまして慎重な御審議を賜りましてありがとうございました。  これをもちまして決算特別委員会を閉会といたします。大変御苦労さまでございました。                               午後2時57分 閉会          ────────── ◇ ────────── あきる野市議会委員会条例第29条の規定により、ここに署名する。    委員長  田野倉 由 男...